吉川晃司:地上波連ドラ初主演 白髪の名探偵・由利麟太郎役は「面白い挑戦」 志尊淳が相棒に

テレビ
6月スタートの5週連続特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」に出演する吉川晃司さん(右)と志尊淳さん=カンテレ提供

 歌手で俳優の吉川晃司さんが、6月16日スタートの5週連続特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に主演することが5月14日、明らかになった。吉川さんが地上波の連続ドラマで主演を務めるのは今回が初めて。元警視庁捜査1課長という経歴を持つ白髪の名探偵・由利麟太郎を演じる。俳優の志尊淳さんが麟太郎の助手の三津木俊助役で出演する。

 吉川さんは、由利麟太郎役のオファーについて「お話をいただいたとき、面白い挑戦だなと思いました。そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑い)。変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の思いを感じました」と語っている。

 原作は「犬神家の一族」「八つ墓村」といった金田一耕助シリーズなどで知られる横溝正史の長編小説「蝶々殺人事件」を含む「由利麟太郎」シリーズで、同作は初の連続ドラマ化。原作のおどろおどろしい奇怪な世界観を現代のドラマとしてアレンジし、京都と舞台としたホラーミステリーが展開する。

 由利は、学生時代を過ごした京都で暮らし、殺人者の行動、心理を分析する犯罪心理学者として活躍する一方で、警察からの依頼を受け、事件の捜査も手伝っている探偵だ。捜査方法は「ひたすらに事件現場を観察し続けること」で、学生時代に米国で出会ったハンターから学んだトレース技術に基づき捜査する。弓道の心得もあり、静寂の中、弓を構え、的を見据えることで、精神を集中させ、それが難事件解決の一助になっている。見た目は白髪の紳士で、多くを語らない静かな男だが、その洞察力と論理的思考は天才的。

 由利の助手の三津木は、ミステリー小説の作家志望だが、由利を崇拝するあまり、自分の小説を書くことよりも、由利の活躍を記録するウェブサイト「由利麟太郎の事件簿」の運営に力を入れている。事件現場でも、助手として由利と共に行動し、次々と起こる怪事件を推理、ふいに事件の核心に触れたりする。由利と三津木のコンビは、物静かな「静」の由利に対して、よくしゃべる「動」の三津木という間柄だ。

 同作はプロデューサー、監督を含め、関西のスタッフで制作。撮影は東映京都撮影所(京都市右京区)などで行われ、すでに終了している。カンテレがゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)で放送される連続ドラマを「オール関西で制作する試み」は1985年10月期に放送された「影の軍団 幕末編」以来、34年半ぶりとなる。

 ◇吉川晃司さんのコメント

 「“由利麟太郎”をやらないか?」とお話をいただいたとき、面白い挑戦だなと思いました。そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑い)。変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の思いを感じました。伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています。

 由利は、心の奥底に深い孤独を抱えながら、人生をさすらっている男。せりふよりも、横顔や後ろ姿で、彼の生き様を醸せればと思いながら演じました。助手の俊助を演じている(志尊)淳はとても勘が良く、頭の回転も速い。由利との関係性もうまく出ているんじゃないでしょうか。せりふの量では淳が主役です(笑い)。ちょっと不思議な手触りの作品になっていると思うので、楽しみにしていてください。

 ◇志尊淳さんのコメント

 今回お話をいただき、やらせていただく背景で、大きかった要因の一つとして、吉川晃司さんとのバディーというところがありました。ミュージシャンとしてのパフォーマンスはもちろんのこと、一人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました。そんな2人の色濃く、コミカルなバディーが、いろんな角度から事件の謎を解決していきます。撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに。

 ◇演出&プロデュース・木村弥寿彦さんのコメント

 原作を読んですぐに由利麟太郎は、吉川晃司さんだとイメージしました。白髪の紳士という設定もありますが、由利の冷静沈着でクールに事件を解決する姿は、吉川晃司さんという唯一無二の存在でしか表現できないものがあると感じ、お願いしました。挑戦的で刺激的で怪奇な世界観を味わうことができるエンターテインメントドラマです!

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