全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
お笑い芸人のバカリズムさんが脚本を手がけるWOWOWの連続ドラマ「殺意の道程」が放送されることが8月2日、分かった。バカリズムさんと井浦新さんがダブル主演を務めるサスペンスコメディーで、2人はテレビドラマ初共演。
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ドラマは、復讐(ふくしゅう)を目的に“初めての殺人”に挑む従兄弟(いとこ)同士が主人公のサスペンスコメディー。ある日、小さな段ボール加工会社の社長・窪田貴樹が自ら命を絶った。彼を自殺に追い込んだのは貴樹の会社が下請けをしていた取引先の社長・室岡義之。室岡の口車に乗せられた結果、貴樹は多額の負債を抱え、会社は倒産。全てを失い絶望した貴樹はビルの屋上から投身した。貴樹の息子・窪田一馬(井浦さん)は司法では裁かれない室岡への復讐を心に誓う。そして、貴樹が息子のように可愛がっていた一馬の従弟・吾妻満(バカリズムさん)と室岡殺人の完全犯罪を企てる……という物語。
「住住(すむすむ)」「架空OL日記」でバカリズムさんとタッグを組んだ住田崇監督が全7話の演出を務める。11月9日から毎週月曜深夜0時にWOWOWプライムで放送。第1話は無料放送。
バカリズムさんと井浦さんのコメントは以下の通り。
ーー今回、サスペンスコメディーの脚本を手がけた思いをお聞かせください。
普通のサスペンスドラマでは省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました。
ーー井浦新さんとは初共演となりますが、撮影はいかがですか。
企画書の段階で一馬役は井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています。井浦さんとは年齢も近いので、空き時間にマンガやテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています。
ーー視聴者へのメッセージをお願いします。
一応、サスペンスコメディーとはいっていますが、多分あまり見たことがないタイプの変なドラマになっていると思います。面白いので、必ず最終話まで見てください。
ーー最初に脚本を読んだ時の感想をお聞かせください。
タイトルの「殺意の道程」から重々しい印象を受けて、1ページ1ページ息をのみながら読み進めていくと、次第にこの会話劇はどこに向かっていくのだろうと。最後までひたすら楽しんで読ませていただきました。
ーーバカリズムさんとは初共演となりますが、撮影はいかがですか
一馬と満は親戚で仲がいいけれど、ほどよい距離があります。読み合わせでも2人の呼吸やリズムを確かめられましたが、その感覚を今回の芝居場でより感じました。テストで2人の芝居を見た住田監督から「もっとシリアスにやってみましょう」という演出をしていただいて以降、お互いのピースがはまったような気がしています。基本ベースにシリアスさがありながら、2人がどんどんズレていって、どこまでも転がっていきます。満を演じるバカリズムさんのぶれない独特なテンポを一馬として、どう受け止めてキャッチボールしていくかを楽しみながら演じています。
ーー視聴者へのメッセージをお願いします
シリアスな復讐劇が根底にあって、そこにあるメッセージ性をバカリズムさんの世界観やユーモアで包み込んでいます。見てくださる方たちには、どこに向かっていくのか分からないバカバカしさが面白さとなって伝わればいいなと思っています。生きる喜びや目的をどこかに置き忘れてしまった男たちが、復讐を通して知らず知らずのうちに少しずつ「人生のきらめき」を取り戻していく物語でもあります。最後まで見終わった後に、登場人物から「小さな喜びや希望」を感じ取っていただける作品になれたならと思います。
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