全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
人気グループ「関ジャニ∞」の大倉忠義さんが主演を務める連続ドラマ「知ってるワイフ」が、2021年1月期にフジテレビ系の「木曜劇場」枠(木曜午後10時)で放送されることが8月12日、分かった。共演は広瀬アリスさん。大倉さんが同局系のゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。また広瀬さんは同局系の連続ドラマでは初ヒロインで、大倉さんとは初共演となる。
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「知ってるワイフ」は、韓国の有料ケーブルテレビチャンネル「tvN」で2018年8~9月に放送された同名ドラマが原作。「結婚生活、こんなはずじゃなかった!」と嘆く恐妻家の主人公が過去にタイムスリップして、妻を入れ替えてしまうところから物語が始まる。脚本は「救命病棟24時」の第1、第2シリーズや、「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」などを手がけてきた橋部敦子さんが担当する。
大倉さんは、銀行に勤め、結婚5年目で2児の父親である主人公・剣崎元春を演じる。職場では上司から叱責され、仕事に疲れ果てて帰ると“モンスター妻”の澪(広瀬さん)から怒鳴られ、肩身の狭い毎日を過ごしている。「自分だけが貧乏くじを引かされたのでは……」と、後悔の日々を送っていた矢先、大学時代“女神”と呼ばれ男子学生の憧れの的だった後輩と偶然再会し、「好きだったの」と打ち明けられる。そんなある日、元春は街中で話しかけられた男からもらった500円硬貨がきっかけで、大学時代にタイムスリップしてしまう……。
大倉さん、広瀬さんのコメントは以下の通り。
ーー今作の出演オファーを聞いていかがでしたか。
実は「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐(ふくしゅう)-」がフジテレビ連続ドラマ初出演でした。それまでオファーをいただけなかったので、「フジテレビに嫌われているんだ……」と勝手に思っていました(笑い)。今回は2年ぶりの出演で、主演のお話をいただいて純粋にうれしかったです。
ーー企画について。
最近は映画(「窮鼠(きゅうそ)はチーズの夢を見る」)も舞台(「蜘蛛(くも)女のキス」)も相手役が男性のことが多かったので、「あ、女性ともラブストーリーをやっていいんだ」と思いました。とはいえ、タイムスリップしているのでただのラブストーリーではないかもしれませんが(笑い)。台本を読む前に、原作ドラマを拝見したのですが、タイムスリップというファンタジーの設定ながらもドラマの世界観に入り込んで見てしまいました。主人公に「なにやってんねん!」とツッコミながら見ていたので、今回は僕自身がそう演じられるように意識しています。さまざまなキャラクターが登場するのでいろんな視点で見ることができますし、視聴者の方が自分自身に置き換えて「自分だったらどうするんだろう?」と考えながら見ていただけたら面白いなと思います。「こんな恋愛したいな」と憧れるラブストーリーというよりも、見てくださる方が自分事としてなにか考えていただけるきっかけになれるような作品だと思います。
ーー今回の役柄について。
ひょっとしたら、元春のような方は多いのではないかと思います。自分はまだ結婚していないですけど、結婚したらケンカをするたびに「結婚しなきゃよかった」と後悔するだろうなと想像しました(笑い)。だからこそ、既婚、未婚関係なく、誰にでもある感情でリアリティーがある役柄だと思います。「人生が変えられるならタイムスリップしたいな」と僕も考えたことがありますし(笑い)。タイムスリップという展開がある中でも、リアルをめざして親近感を感じていただけるように演じています。
ーー初共演の広瀬アリスさんについて。
第一印象は……かわいい!(笑い)。「関ジャニ∞クロニクル」に一度ゲストで出演していただいたんです。バラエティー番組ですし、僕としてはジョークのつもりだったんですけど、「かわいい、かわいい」言い過ぎてしまったようで……。見る方によっては本気で受け取られていたのではないかと気になっています(笑い)。ご本人はめちゃめちゃ芸達者というイメージがあります。いろいろな役柄を演じてこられていますし、「関ジャニ~」の収録でもその場の空気を読み取ってくださっていたのが印象に残っています。今回、一緒にお芝居させていただくのを楽しみにしていました。どれくらいのレベルで罵倒してくれるのか……M心がうずきますね。これもジョークです(笑い)。いざ現場でご一緒させていただくと、とにかく明るい方。笑っているか、無か(笑い)。オン・オフの切り替えがわかりやすい方でやりやすいです。
ーー視聴者の方へメッセージ。
このようなご時世の中で、周りの大切な存在を改めて感じた方も多いのではと思います。ドラマを見てくださる方にとって、身近の愛している人だからこそもっと大事にしようと再認識できるようなきっかけになれればうれしいです。自分たちも考えながらやれたらなと思いますし、明るく楽しいドラマになればいいなと思います。
ーーフジテレビ初ヒロインとなる今作の出演オファーを聞いていかがでしたか。
「ヒロインだ」と意識しすぎるとプレッシャーに負けてしまいそうになるのですが、純粋にうれしかったです。これまで夫婦という設定や恋人がいる役柄は演じたことがありますが、恋愛がメインのドラマは25歳にして今回が初めてです。どんな作品になるのかな? と期待が膨らみました。
ーー企画について。
タイムスリップで過去にいって未来を変える物語なので、同じ役でもさまざまな年齢や人格に変化があったりするのが、すごく面白いなと思いました。さまざまな澪が登場するので、台本を読みながら、早く演じたいという思いが強くなりました。また、「過去に戻りたい、やり直したい」と考えるのは、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。私も常に思っています(笑い)。
ーー今回の役柄について。
澪は真っすぐで、すごくエネルギッシュな人だなと思います。何事にも一生懸命な人だからこそ、多忙な毎日で余裕をなくし、元春に当たり散らしてしまいます。一方で、元春の態度や言動は思いやりに欠けるなと感じます。私も日常生活の中で、自分自身や愛犬にささいなことでイラッとしてしまうことがあるのですが、夫婦だと積もり積もるものも大きいはず。元春の何気ない一言に、「なんでそんなこと言われなきゃならないの!」と澪が怒ってしまうのも仕方がないと思います。このドラマをご覧いただいた方が「自分は家族に思いやりを持って接することができているかな」と考えるきっかけになれたらうれしいです。
また、若くして子供を産む役を演じたことはありますが、今回のように結婚、出産をして育児、家事、仕事をこなす母親役は初めてなので楽しみです。同時に、役作りをしながら、世の中のお母さんたちのすごさを改めて感じています。ふたりの子役たちと距離を縮めて、本物のお母さんに近づけるよう演じたいです。ちなみに、顔は濃くて私に似ています(笑い)。
ーー初共演の大倉忠義さんについて。
もしかしたら、足元が3センチくらい浮いていらっしゃるのかも?と感じることがあります(笑い)。というのも、お疲れの時は「僕、疲れています」という顔をなさるし、楽しい時は「今、すごく楽しいです」というのが伝わってきます。それが潔くて、やわらかな空気感を持っていらっしゃる方だなと思います。以前「関ジャニ∞クロニクル」でご一緒させていただいた時はわからなかったので、今回新たな一面を知ることができました。
ーー視聴者の方へメッセージ。
過去にやり残したこと、やり直したいと思う人の葛藤、そして夫婦や親子、仕事などさまざまな人間模様をリアルに描いている作品です。ドラマをご覧いただいて、自分の身の回りにいる人たちへ思いやりを持って接することができているのか、改めて考えていただけたらと思います。あとは、登場人物たちの恋愛模様を純粋に楽しんでいただきたいです。
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