借りぐらしのアリエッティ:床下世界の不思議な明るさ 外光を取り入れるための意外な工夫とは?

劇場版アニメ「借りぐらしのアリエッティ」の場面写真(C) 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW
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劇場版アニメ「借りぐらしのアリエッティ」の場面写真(C) 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW

 スタジオジブリ製作の劇場版アニメ「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督)が、8月28日の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系、午後9時)「3週連続!夏はジブリ」第3夜としてノーカット放送される。アリエッティたちが住む床下の世界について、解説する。

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 ある古い屋敷の床下で人間の生活品を「借り」ながら暮らしているアリエッティと両親。床下にはゴキブリやダンゴムシなども登場するが、不思議と明るく描かれている。米林監督によると、普通、床下にはじめじめしたり、カビっぽかったりするイメージが持たれやすいが、そういう世界は描きたくなかったのだという。

 床下ライフを快適にするために、小人たちはいろいろな工夫をしている。床下に外光を取り入れるため、瓶をレンズ代わりにして集光したり、アルミホイルで反射させる、光を絵で描いた窓に当てて、あたかも地上にあるような部屋を作り上げた。

 「もしも体が小さくなったら、こんな部屋に住んでみたい……」と想像したことは、誰しもが子どものころに経験したことがあるだろう。そんな童心に帰ってしまうような世界観を楽しんでもらいたい。

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