清原果耶:宮城・登米市で朝ドラ「おかえりモネ」取材会 「心を温められたり、勇気付けられたり」と意気込み

「おかえりモネ」の地元ロケ取材会に参加した清原果耶さん(C)NHK
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「おかえりモネ」の地元ロケ取材会に参加した清原果耶さん(C)NHK

 女優の清原果耶さん主演で来春放送予定の2021年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」の地元ロケ取材会が9月30日、宮城県・登米(とめ)市で行われた。朝ドラ「あさが来た」で女優デビューした清原さんは、今作のヒロインを務めることに「本当にご縁を感じますし、頑張らなければ、と思う」と語り、「私自身、森林に行く機会はめったになかったので、下見や撮影で足を運んで、自然の余裕というか、自然が私たちに与えてくれる心の穏やかさを感じました。すこやか、という言葉がきれいにはまる場所で撮影できてよかったな、と思っています」と振り返った。

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 登米の方たちがエキストラとして参加しており、清原さんは「登米の地元の方たちとお会いして、このドラマにとてもお力を貸してくださっている印象で、ありがたいな、と思いました」と感謝を語った。さらに「気仙沼の方での撮影はまだ始まっていないのですが、一度下見でお邪魔しました。モネを楽しみにしている、と言葉で伝えてくださる方が多い印象で、とてもうれしかったです。活発な漁港の雰囲気や、おいしいご飯など、気仙沼の魅力もたくさん詰め込んでドラマでお伝えしたいです」と語り、「やはり朝に流れる作品ですので、見てくださった方の心をちょっと温められたりとか、勇気付けられたりするようなドラマを作っていきたいと思っています」と意気込んだ。

 取材会に参加した制作統括・吉永証さんは「来年で、東日本大震災から10年になります。来年の3月を経て、その春から放送が始まるということで、やはり震災の被害にあった土地を舞台にするのがいいのでは、ということになり、いろいろな場所を取材する中で宮城県を舞台にすることが決まりました」とコメント。

 清原さんの起用について「ヒロインが高校卒業したところから物語が始まるので、年齢的に10代後半から20前半の方を想定していたことが一つ。そして、清原さんの持つりんとした雰囲気と、まなざしがピュアなところが今回のヒロインに合うということがありました。脚本の安達奈緒子さんとヒロインのキャラクターを話し合う中で、安達さんご自身も、清原さんがヒロインであれば物語をより豊かにできる、と考えていらしたこともあり、清原さんにお願いすることとなりました」と改めて説明した。

 「おかえりモネ」は第104作の朝ドラで、「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」(フジテレビ系、2017年)や「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)などを手掛ける脚本家の安達さんによるオリジナル作品。

 「海の町」宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」同県の登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(ももね、清原さん)が、気象予報という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けていく物語となる。

 撮影は9月28日に登米市で開始し、ロケは11月中旬くらいまで登米と気仙沼で行う予定だという。

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