オクラ~迷宮入り事件捜査~
第11話 バディ終焉!最後のねつ造
12月17日(火)放送分
女優の吉田羊さんが主演を務めるWOWOWのクライムサスペンスドラマ第3弾「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」の最後のゲスト出演者が10月30日に発表され、第9話に侯偉さん、趙珉和さん、中山忍さん、梨本謙次郎さん、ガッツ石松さん、村田雄浩さん、大地康雄さん、第10話に富田靖子さん、北香那さん、中島広稀さん、中田クルミさん、平田薫さん、西尾まりさん、神野三鈴さんが出演することが分かった。同時に、これまで発表されたゲスト出演者が網羅された、最新の予告編も解禁された。
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第9話「故郷」では、捜査1課の刑事・百合(吉田さん)たちの元に川村琴美が訪れたことがきっかけで、物語が展開。百合たちは、かつて団地で発生した、中国残留孤児の大川竜雄が殺害された事件を捜査する。団地の自治会長・佐々木義久を大地さん、団地の住民で事件の目撃者でもある工藤俊哉を村田さん、同じく団地の住人・児玉利治をガッツさん、殺された竜雄の息子・正雄の現代の役を趙さん、琴美の母・川村清子を中山さん。琴美の父で意味深な言葉を最期に残した川村恭介を梨本さんが演じる。
第10話「母の条件」では、かつて娘と無理心中したとされる菱田千鶴が、亡くなった娘にうりふたつの孫を見たとパニックを起こし、捜査1課に駆け込んで来た。彼女は以前薬物依存症だったため、百合たちは半信半疑で話を聞くが……という展開。保護施設「アカシア園」の代表・大野律子を富田さん、千鶴を神野さん、水死体で発見された千鶴の娘・雅を北香那さんが演じる。また百合の妹・沙耶役の平田さんが、シーズン1以来の登場となる。
「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」は、未解決殺人事件(通称コールドケース)の真相を解明する捜査チームの活躍を描き、世界的に大ヒットした米ドラマ「コールドケース」を日本版オリジナル設定でドラマ化した。2016年にスタートし、シーズン2が2018年に放送された。
シーズン3となる今作では、吉田さん扮(ふん)する石川百合が率いる神奈川県警捜査1課チームが結束力をさらに高め、闇に葬られた悲しき事件の真実が次々と明らかになる。監督は、前作に続いて波多野貴文さん、内片輝さん、守下敏行さんが担当。12月5日から毎週土曜午後10時にWOWOWプライムで放送される。第1話は無料放送。
脚本を読む前にどんな役ですか? と聞いたら「ある秘密を長い間抱えて生きてきた男です」と、そこにまず興味が湧きました。そしてその「秘密」もなるほどなぁと、こんな風に事件に巻き込まれたり、長い間秘密を抱えたまま生きたり、自分でもあり得るなと感じました。僕が何かを演じるときに大事にしているのは「どれだけその役に共感できるか」ということです。自分でも同じように「秘密」を準備しながら演じさせてもらいました。こうやってコロナで撮影期間が延び、秘密を抱えている期間が長かったもので(笑い)、終わった今はちょっと肩の力が抜けてほっとした気分です。
瀧本さんの脚本に出演するのは二度目ですが、大事なところはなにもト書きに書かれていなくて「…」なんです。「これは監督と俳優、現場に託す」というそんなメッセージが込められているのではないかと勝手に推測しながらラストの表情を演じました。皆さんだったら運命の分かれ道でどんな選択をするのか、考えながら楽しんでみていただけますとうれしいです。
シリーズのファンでいつか出たいなとずっと思っていたので、この役をいただけたことに感謝していますし、とてもうれしかったです。「コールドケース」は実際にあった事件などを題材にしていることも多いと思いますが、この話も外国の方とのコミュニケーションの取り方の難しさだったり、私の役のように自分の世界に入り込みすぎてしまうとトラブルが起きてしまいますよということを発信していて、そんな物語をつくられている番組スタッフの皆さんに敬意を表します。
事件の真相に至るまでの積み重ねの部分を、大地さんをはじめとする大ベテランの先輩方と一緒につくりあげていますので、その流れを意識してみてもらえるとうれしいです。日常の中のほんのちょっとしたことが起爆剤になって何か大きなことが起きてしまうものだし、人には言えることと言えないことがあるよねと改めて痛感した回でした。
まずは「コールドケース」に出演できてうれしかったです。そして、コロナの影響で撮影が中断し、長らく撮影が止まっておりましたがようやく「OK牧場」になり、ホッとしております(笑い)。今回は児玉という個性派の男の役を演じておりますが、現代は自分の年齢よりも上の84歳の役でした。それなりになりきった演技をしているつもりでございますので、注目してみていただけますとうれしいです。仕上がりももちろんですが、この物語が皆さんにどう届くのかが非常に楽しみですね。
質の高い脚本と監督をはじめ最高のスタッフに恵まれた作品にただただ圧倒されるばかりでしたが、本当にいい現場だなと思いました。WOWOW独自のあまり日の当たらないようなところにしっかり光を当てるという、そんなすてきな作品に関われてすごくうれしかったです。僕自身も在日韓国人ですが、日本の状況や実際のところは、問題を抱えて生きている人がたくさんいるわけで、今回の役を演じることで「このままじゃいかんな」と考えなおすきっかけにもなりました。今回の最後のシーンや祭りの風景が、ご覧いただく皆さんのなかでどういうカタルシスを生むのかが非常に気になります。反応を楽しみにしております。
もっと律子の思いが自分にのし掛かってくるのではと撮影前は思っていたのですが、演じていくうちに律子という女性の選択が理解できて、いま不思議とすごくさわやかな気持ちです。律子という女性はまた同じことが起こったとしても、迷わずまた同じ選択をすると思います。百合さんと出会ったことで彼女が気づかされた部分もあります。そして羊さんとの共演はなんだかトキメキましたし、光が見えた気がしました。今回「コールドケース」に出演させていただくにあたっては「偽らないこと」を一番大切にしようと思いながら演じました。そういう意味でも羊さんとの2人のシーンは、同じ思いを共有できていたと思いますし、お互い偽らずに演技ができた印象的なシーンだったと思います。
「コールドケース」といえばレギュラー陣の方々はもちろんのこと、ゲストの皆様もそうそうたる方々が出ていらっしゃいますので、自分が雅役として呼んでいただけたことが本当に光栄でした。ここまで重い役を演じることも母親役も初めてですので、いろいろなものを抱えながら演じることの難しさを今回でたくさん学びました。富田さんとも共演させていただけて光栄でしたし、あるシーンでの富田さんの演技の迫力がありすぎて、その時の自分のおびえは自然に出たものでした。
今回の話は“勘違い”が生んだ悲しいお話ですが、私自身幼いころからずっと“固定概念”というものがなくなればいいのにと思いながら生きてきました。いま複雑な環境下にいる人も、このお話を見て「自分次第でいろいろ変われる」ということを感じ取ってもらって、元気や勇気を少しでも与えることができたらいいなと願っています。
海外版も日本版もどちらも見ていた大好きな作品だったので出演できて光栄でした。羊さんとの共演は初めてでしたが、いつか一緒に仕事をしたいねとずっと話していたので、とってもうれしかったです。児童虐待が増えている世の中で虐待をしてしまう親自身もまた、自分が親から与えられていないことが多くて、そんな悲しい連鎖が出会う人や環境で変わることを、千鶴を演じてみて祈らずにはおれませんでした。子供を亡くしてはじめて親としての自覚がうまれた千鶴と、そんな千鶴を通して百合が自分の母親と少しずつ思いを寄せていく部分の揺れをみなさんには見ていただきたいです。
あとはスタッフの優秀さにもぜひ注目してください。メークや美術、カメラや音声、すべてが素晴らしいです。この作品のクオリティを支えている一つが、隅々まで目が行き届くスタッフ皆様のまなざしや精神なのだなと思いました。
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