鎌倉殿の13人:佐藤二朗「歴史の裏側、影を輝かせたい」 「悲運の敗北者」比企能員役に意気込み

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で比企能員を演じる佐藤二朗さん
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2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で比企能員を演じる佐藤二朗さん

 三谷幸喜さんが脚本を手掛け、小栗旬さんが北条義時役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」で比企能員(ひき・よしかず)を演じることが決まった佐藤二朗さんがコメントを発表。源頼朝の天下取りを支えた「13人」の一人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げた比企能員について、「一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙をのんだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利に尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います」と意気込んでいる。

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 大河ドラマは2012年の「平清盛」、2015年の「花燃ゆ」に続く出演。「個人的な話で恐縮ですが、『平清盛』では撮影期間中に父親になりました。主演の松山ケンイチ君も同時期に父親になり、彼から育児書をプレゼントされたことをよく覚えています」と思い出話を披露。

 さらに「小栗とは20年近く前、ドラマ『Stand Up!!』(TBS系、2003年)で初めて会ったと記憶しています。あとはドラマ『電車男』(フジテレビ系、2005年)、映画『銀魂』(2017年、18年)などで一緒にやりました。小栗が持って生まれた座長としての資質に身を委ねながら、全力で彼を支えていきたいと思っています」と力を込めた。

 「鎌倉殿の13人」は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマとなる三谷さんが贈る予測不能のエンタテーインメント作。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く。

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