麒麟がくる:吉田鋼太郎の“一人シェイクスピア” 激怒する松永久秀に監督は「もう少し抑えたほうが…」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の一場面 吉田鋼太郎さん演じる松永久秀 (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の一場面 吉田鋼太郎さん演じる松永久秀 (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」が11月22日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀が怒りを爆発させるシーンがあった。

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 大和の支配をめぐって長年、争ってきた筒井順慶(駿河太郎さん)の祝いの席に招かれた松永は、何も知らされていなかったことに「これはワナだ!」と激しく憤る。信長(染谷将太さん)陣営の切り崩しを狙った摂津晴門(片岡鶴太郎さん)の策略で、松永は光秀(長谷川さん)を前にしても怒りが収まらず、「公方様(将軍・義昭、滝藤賢一さん)は何故、わしを笑いものにするために招いたのか。これが公方様じゃ~。これが~幕府じゃ。わしは幕府を離れるぞ。大和へ戻る。あの順慶と戦う。信長殿にそう伝えてくれ」とその場を去ってしまう……。

 SNSでは同シーンに対して「松永久秀、激おこモード」「吉田鋼太郎の一人シェイクスピア」「声量と発声がドラマ向きじゃねーw」「吉田鋼太郎が腹から声出すと、なんのシェイクスピアの悲劇だって思っちゃうよな」などと、吉田さんの熱演に反響があった。

 吉田さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「天敵である筒井順慶と同じ宴(うたげ)に同席させられた。そりゃあ松永は激怒しますよ。珍しく感情的になって松永の本音が出たシーンでした。監督から『もう少し抑えたほうがいいのでは』と言われるくらい思いっきり光秀に怒りをぶつけました」と振り返っていた。

麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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