田辺誠一:「青天を衝け」尾高惇忠は“兄い”であり“先生” 栄一役・吉沢亮は「実は土くさい」

大河ドラマ「青天を衝け」に尾高惇忠役で出演している田辺誠一さん=NHK提供
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大河ドラマ「青天を衝け」に尾高惇忠役で出演している田辺誠一さん=NHK提供

 俳優の吉沢亮さん主演の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(NHK総合、日曜午後8時ほか)に尾高惇忠役で出演している田辺誠一さん。惇忠は、吉沢さん演じる主人公の渋沢栄一のいとこで、学問や剣術の指導を通じて栄一と交流を重ねていく人物だ。惇忠について、「みんなの面倒を見る“兄い”としての立場だけではなく、剣術や学問の“先生”」と位置づける田辺さんに話を聞いた。

 ◇上から物言う感じにならないように

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた栄一の生きざまを描く。

 演じる惇忠について、「僕も祖父が教師と農業を兼業していたので、似たようなところも感じています」と親近感を抱く田辺さんは「惇忠はたまたま早く生まれてそういった立場ではありますが、例えば剣術の腕前は長七郎(満島真之介さん)に追い抜かされたりしています。それはそれで教える立場としてはうれしいですし、喜びでもあります」と気持ちを代弁。その上で「あんまりガッチリとした上下関係ではなく、同じ目線で成長していければと思っています」と思いを明かす。

 続けて「後に惇忠は富岡製糸場の工場長になりますが、自分の娘をはじめとして、女性を積極的に活用したりと、比較的フラットなものの見方ができる人だと思いますので、栄一や喜作(高良健吾さん)たちに対してもあんまり上から物を言う感じにはならないように意識しています」と惇忠を演じるうえでのポイントを話した。

 ◇吉沢亮は男くさい? 「可愛い」と思ってしまう演技も

 栄一を演じる吉沢さんについて聞くと、「以前は吉沢さんに都会的な洗練されたイメージを持っていましたが、いざ実際に共演してみると実は土くさいというか、男くさいというか、しっかりと地に足が着いている印象を受けました」と話す田辺さん。

 第7回(3月28日放送)で「千代が好きだ」と言う喜作に対して、千代に思いを寄せる栄一が「千代はやめておけ」と説得しようとするシーンが印象深かったようで、「その時の吉沢君の芝居がすごく面白くて」と明かす。
 
 「自分の本音を隠しながら、そして相手に悟られぬようにと栄一の攻防が続くのですが、吉沢さんの役者としての引き出しがすごいと思いました。同じパターンを繰り返しても視聴者に飽きられてしまうので、毎回違う手法でヒートアップとアップダウンを表現していて、見ていてすごく面白かったですし、あと吉沢さんも可愛かったです」と振り返った。

 また「吉沢さんが演じる栄一は、非常にクレバーな合理的な考え方の持ち主ですが、かといって血が通っていないわけではなく、義理人情に厚かったりと、すごく人間的だと思います」と印象を抱く田辺さんは、「その上でみんなが幸せになるために行動したり、不条理に対して『違う』と思ったらそれを表に出せたりというのはすごいなと思います」と感心していた。

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