Sonny Boy：7月15日スタート　市川蒼、大西沙織、悠木碧、小林千晃　江口寿史キャラ原案のテレビアニメ

2021年05月13日 18:00

MANTANWEB編集部

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「Sonny Boy」のキャラクタービジュアル（C）Sonny Boy committee

　マンガ家の江口寿史さんがキャラクター原案を担当するテレビアニメ「Sonny Boy（サニーボーイ）」が、7月15日からTOKYO MXほかで放送されることが5月13日、分かった。キャストも発表され、市川蒼さんが主人公で異次元に漂流してしまう中学3年生の長良を演じることも分かった。大西沙織さんが希、悠木碧さんが瑞穂、小林千晃さんが朝風というキャラクターをそれぞれ演じる。

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　市川さんは「台本をいただいて初めに読んだ時の印象そのままに、新鮮に演じることを意識して、毎話のアフレコに臨ませていただいています。作品全体の空気感や、行間に注目していただきたいです」とコメントを寄せている。

　「Sonny Boy」は突如、異次元を漂流し始めた学校に取り残され、超能力に目覚めた36人の少年少女たちのサバイバル生活を描く。「ワンパンマン」などの夏目真悟さんが監督を務め、脚本も担当。マッドハウスが制作する。バンド「銀杏BOYZ」が主題歌「少年少女」を書き下ろした。

　◇市川蒼さんのコメント

　展開が全く読めなくて、これからどうなるんだろう？の連続でした。早く次が知りたい、でも咀嚼（そしゃく）して飲み込む時間も必要だ！と慌ただしかったです。（長良について）監督とは事前に打ち合わせをさせていただく機会があり、その中で「なんなら台本を読み込みすぎないでほしい」といったお言葉をいただきました。

　台本をいただいて初めに読んだ時の印象そのままに、新鮮に演じることを意識して、毎話のアフレコに臨ませていただいています。作品全体の空気感や、行間に注目していただきたいです。いろいろな想像が膨らむ作品になっていますので、ぜひじっくり考えながら楽しんでいただければと思います。何度でも、いろんな角度から楽しめる作品ですが、初めて「Sonny Boy」を見ていただいた時の気持ちを大事にしてほしい作品でもあります。彼らの心の成長を一緒に見守っていただけると幸いです。

　◇大西沙織さんのコメント

　初めて台本を読んだ時、ものすごくわくわくして「こういう作品好き！」といい大人が家ではしゃいでました（笑い）。アフレコ直前まで希がどのようなキャラクターなのか分からなかったので、収録にはヤリ一本で突撃していくような気持ちで臨みました。音響監督さんからの“演技しすぎないで”という言葉が……難しかったです！　全てに注目してください！！　君には……分かるかな？（ニヤリ）　斬新な、見たことのないような作品になっていると思います。皆さんがどう捉えるか楽しみにしています！！

　◇悠木碧さんのコメント

　どれが伏線で、どれが何の比喩で、そして私の役割はどこなんだ……！？と震えました。アニメはことさら分かりやすく作られる昨今の風潮を突っぱねる、難解さ、最高です。（瑞穂は）去勢されていないオスの野良猫のような気の強さがある、女の子です、と説明されました。手が付けられないくらい真っすぐで、自分の感情に素直な分、良くも悪くもマイペースで気分屋。最初から可愛さを目指して作るのではなく、もろい部分が露呈していくことでいとおしさがわいてくるような、そんな子にできたらいいのかなと思っています。

　不思議の国のアリスのような、不条理なことがあふれている世界なのに、なぜか共感できてしまう。見たことのない画面作りなのに、なぜかなじみのある景色に思えてしまう。そういった一つ一つを楽しんでいただければと思います。一筋縄ではいかない作品です。心してかかっていただければと思います。けれど、この作品のことを理解できた時、もしかしたら、私たちは自分たちの心の一部を少し理解することができるのかもしれません。ご覧いただければ幸いです。

　◇小林千晃さんのコメント

　全く先の想像がつかない展開にワクワクしました。夏目監督の頭の中を毎週少しずつのぞかせてもらっている感じです（笑い）。（朝風は）リアルな観点から描かれた人物像だったので、自分の中学時代や反抗期などを思い出しつつ演じました。彼らの置かれている状況だけを見るとSFであり、非現実的です。けれど、当人たちからすると学校生活の延長線上であり、どうしようもなく現実的な話です。このギャップに注目して楽しんでいただければと思います。僕らが忘れてしまったこと、大切なことが詰め込まれています。そして、キャストも毎週考察をしてしまうぐらい謎、伏線が込められた作品でもあるので、ぜひ楽しみにお待ちください！