おかえりモネ:同級生キャスト続々 まえだまえだの“お兄ちゃん”前田航基に期待 弟・旺志郎と朝ドラリレー実現へ

連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの同級生の一人、後藤三生を演じる前田航基さん (C)NHK
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連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの同級生の一人、後藤三生を演じる前田航基さん (C)NHK

 女優の清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。5月31日から始まる第3週「故郷(ふるさと)の海へ」では、ヒロイン・永浦百音(ももね、清原さん)の帰省が描かれる。百音の実家に幼なじみが集まるシーンもあるといい、“りょーちん”こと漁師見習いの及川亮を演じる永瀬廉さん(King & Prince)に続いて、同級生キャストが続々と登場するという。ここでは改めて、その顔ぶれを紹介する。

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 ◇物語に新たな彩り加える“末恐ろしい女優”恒松祐里 “初の朝ドラ”高田彪我

 百音の一番の幼なじみの野村明日美を演じるのは恒松祐里さんだ。恒松さんは1998年10月9日生まれ、東京都出身の22歳。広瀬すずさん、橋本環奈さん、福原遥さん、葵わかなさん、白石聖さん、「乃木坂46」の齋藤飛鳥さんら逸材がそろう「奇跡の世代」の一人だ。子役出身で出演作は多数。射抜くような“目ヂカラ”を持っており、「トウキョウソナタ」や「散歩する侵略者」などで知られる黒沢清監督はかつて「末恐ろしい女優」と評した。

 凛とした美しさを放つ一方で、ビーノさんの同名マンガを実写ドラマ化した「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系、2020年)のヲタ役のときのようにコメディーもこなせる演技の懐の深さも魅力。映画の舞台あいさつなどで見せる、その場をぱっと明るくするような笑顔は朝向きで、演じる明日美も「明るくチャキチャキした性格で、よくしゃべる」と紹介されていて、物語に新たな彩りを加えてくれるのではないだろうか。

 真面目なしっかり者で、みんなから頼りにされている早坂悠人役で出演するのが男性フォークデュオ「さくらしめじ」の高田彪我(ひょうが)さん。2001年10月23日生まれ、東京都出身の19歳。ヒロインの清原さんとは同学年で、高田さんは今回が初の朝ドラとなる。

 演じる悠人は、おっとりした性格で、同級生チームの中でも一歩引いているような立ち位置だが、みんなから頼りにされている。公務員の家庭に育ち、自身も地域のために働くことを目指している。電車オタクで、いわゆる「撮り鉄」である。俳優として出演作は決して多くはなく、まだまだ未知数な分、今作で“化ける”可能性も。

 ◇映像界には欠かせない若手俳優に 前田航基がマスコット的な人気を博す?

 そして、朝ドラファンからひそかな期待を集めているのが、前田航基さんだ。ご存じ、お笑いコンビ「まえだまえだ」の“お兄ちゃん”で、弟の旺志郎さんは前作の朝ドラ「おちょやん」の寛治役で注目を集めたばかり。偶然にも兄弟で“朝ドラリレー”が実現する。

 航基さんは、1998年12月13日生まれ、大阪府出身の22歳。明日美役の恒松さんとは同学年(ということは彼も「奇跡の世代」)で、出演作も同級生キャストの中では若手実力派の恒松さんに次ぐ多さ。映画ファンにとっては、2015年公開の「ソロモンの偽証」での印象がいまだ強いが、その後も順調に作品を重ね、ぽっちゃりとした体形を含めて、映像界には欠かせない若手俳優へと成長を遂げた。

 朝ドラは今回の「おかえりモネ」が2作目。演じる後藤三生は、島で1000年続くお寺の息子で、明るくて人懐っこく、同級生チームのムードメーカーだという。高校卒業後は仏教を学ぶため仙台の大学に進学したはずが、親に無断で逃げ出し、こっそり島に帰ってくる。果たして自分に僧侶が務まるのか、悩みに向き合うことに……という役どころと、ぽっちゃり体形の航基さんのマスコット的キャラクターも相まって、人気を博すのではないだろうか。登場回には要注目だ。

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 「おかえりモネ」は、「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)の脚本家・安達奈緒子さんによるオリジナル作品。宮城県気仙沼生まれのヒロインが、同県の登米(とめ)で青春を過ごす中で、気象予報士の資格を取り上京。民間の気象会社に就職し、天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、そこで得た経験をもとに故郷に戻って、人々に貢献する物語だ。

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