木村文乃:映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」で目指したのは「セクシーで魅力的」なヨウコ “ファブル”岡田からアクション指導も

映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」でヨウコ役を演じる木村文乃さん
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映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」でヨウコ役を演じる木村文乃さん

 人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演を務める映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」(江口カン監督、公開中)に出演している木村文乃さん。映画は岡田さん演じる天才的な殺し屋のファブル/佐藤アキラが、“誰も殺さず、普通に暮らす”というミッションに挑む姿を描いた「ザ・ファブル」のシリーズ第2弾で、木村さんは引き続きファブルの相棒・ヨウコを演じる。木村さんにヨウコ役の撮影エピソードや、コロナ禍で考えた今後についての思いなどを聞いた。

 ◇“ファブル”岡田准一からアクション指導

 映画は、南勝久さんの累計発行部数約800万部の同名マンガが原作。岡田さん演じる、伝説の殺し屋“ファブル”がボス(佐藤浩市さん)からの命令で殺しを封印し、佐藤アキラという偽名で普通に暮らすものの事件に巻き込まれるというストーリー。2019年に実写映画第1作が公開された。本作はその第2弾で、表向きは子供を守るNPO代表、裏では緻密な計画で若者を殺す危険な男・宇津帆(堤真一さん)が、殺し屋・鈴木(安藤政信さん)と共に因縁の敵ファブルへ復讐(ふくしゅう)する計画を立てている。同じ頃、ファブルは宇津帆のもとで暮らす、過去の事件で救えなかった車いすの少女・ヒナコ(平手友梨奈さん)と再会する……という物語。

 木村さんが演じるヨウコは、ファブルと兄妹のふりをして過ごす、頼れる相棒。今作ではその強さをまざまざと見せつけるシーンもあり、敵の殺し屋・鈴木相手のバトルではキレのある身のこなしを披露している。「安藤さん演じる鈴木とのアクションシーンがあったので、早めにアクションレッスンを始めたんです。自分なりにできることをやって挑もう、と気合が入っていました」と木村さんは振り返る。

 アクションは岡田さんから指導を受けた。「岡田さんのアクションの教え方って、見栄えがいいとか悪いとかではなく、そこに至るまでの導入だったりする。たとえば、締め技なら“締めにいく形”があって、それを教えてくださるんです」と木村さんは説明し、「アクションへの考え方がずいぶん変わりました」と影響を受けたことを明かす。

 並々ならぬ格闘スキルを持つヨウコになり切るのは「大変ですね、そういうふうには生きてきていないので……」と木村さん。「ただ、つねづね岡田さんが言っていたのは、『楽しんでほしい』ということ。あとは『何がやりたいかを教えて』とも。『習い事じゃないから、楽しくやっていかないと』ということをおっしゃっていました」と明かす。その結果、「セクシーで魅力的に」というヨウコ像を目指して取り組んでいったという。
 
 ◇岡田座長は「スイッチを入れるのがうまい」

 相棒として、岡田さんとの共演シーンが多い木村さん。近くでその座長ぶりを見て感じたのは、「人のスイッチを入れるのがすごくうまい」ことだったという。「共演者であれ、監督であれ、スタッフであれ、その人の『あと一歩背中を押してもらえたら弾けられるのにな』というツボが、手に取るように分かるんでしょうね。アクションチームのそういうツボを押して、みんながやる気になって、アクションのアイデア合戦になったり」と楽しそうに振り返る。

 共演者では、堤さんと平手さんが新たに参加。ファブルと敵対する宇津帆と、宇津帆のもとで暮らすヒナコという重要な役どころを演じている。木村さんは、そんな堤さん、平手さんを見て「堤さんのお芝居を平手さんがあの細くて華奢(きゃしゃ)な体で受け止める姿は、本当にヒナコと重なる部分があった」と振り返り、「宇津帆のせりふって、突き刺さるんですよね。それを、何日も何時間にもわたって受け続けた平手さんは、やっぱりカッコいいなと思いますね」と共演の感想を明かす。

 ◇コロナ禍で考えた今後 「自分がどうありたいか」

 今作のほか、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」では明智光秀の正室となる熙子(ひろこ)役を演じ、連続ドラマ「七人の秘書」(テレビ朝日系)でも主演を務めるなど活躍中の木村さん。2020年は新型コロナウイルスの影響もあったが、木村さんにとって、コロナ禍の自粛期間は「自分が今後どうしたいか、ということとゆっくり向き合う時間になった」という。

 「33歳にもなりまして。私の中では“35歳”が女性としてのひとつのターニングポイントだと思っているので、そのときに自分がどの道、どのやりたいことを選ぶか、何を守るか、それを今のうちに決めておかないと迷っちゃうな、と思ったんです。だから、自分の簡単なライフプランは考えました」と木村さん。「仕事だけしゃかりきにやって生きていけるわけでもないし、どうするか。芝居についてどうこう、というよりも、この仕事も含めて『自分がどうありたいか』ということを考える期間だったと思います」と語る。

 仕事については「今、真剣に取り組んでいればそれが将来につながる、と思っているので、あまり先々を考えないんです」と考え方を語る木村さん。それゆえ、今後についても具体的な目標のようなものは定めていない。「(仕事は)ご縁だと思っているので、目の前に降ってきたものをありがたいと思ってやっていく、という感じですね」と穏やかな笑みを浮かべて語った。

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