マンガ配信サイト「COMICメテオ」で連載中の水崎弘明さんのコメディーマンガが原作のテレビアニメ「怪人開発部の黒井津さん」に声優として梅原裕一郎さんが出演することが11月2日、分かった。梅原さんは、悪の組織アガスティアの開発責任者で、常に白衣にARゴーグルを装着する佐田巻博士を演じる。主人公の黒井津燈香、ウルフ・ベートらを描いたキービジュアルも公開された。アイドルグループ「メイビーME」がエンディングテーマ（ED）「曖昧あいでんてぃてぃ」「Destiny」を担当することも発表された。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　梅原さんは「どんなものにも黒井津さんたちのような作り手がいて、表には出ない彼らの努力で成り立っています。この作品はそんな作り手の物語です。題材は特撮やヒーロー物ですが、会社員あるあるが楽しめる作品だと思います。一癖も二癖もある魅力的なキャラクターが次々登場し、気軽に楽しめる作品なので、多くの人に見ていただきたいです」と話している。

　主人公の黒井津燈香役の前田佳織里さんは「悪の組織だけど毎日奮闘するみんなの姿に私も日々元気をもらっています。働いていると『ああ、あるよなこういうこと……』と共感できるし、またキャラクターが個性的ですごく面白くて、すてきな作品に関われて光栄です！　黒井津さんの全力に私も負けないよう、一緒に頑張りたいと思います！」とコメントを寄せている。

　ウルフ・ベート役の天野聡美さんは「ウルフくんは、中身が男子中学生。でも社会人の黒井津さんや佐田巻博士に振り回されながらも一生懸命くらいついて仕事をこなしていくところがとても可愛くて大好きです。そういったところをたくさん出していけたらと思います。皆さんに原作の面白さ、アニメならではの面白さを最大限に堪能していただきたいです！　そして動く黒井津さんたちを応援してください！」とメッセージを送った。

　「怪人開発部の黒井津さん」は、2020年から「COMICメテオ」で連載中。悪の組織アガスティアの怪人開発部の研究助手の黒井津燈香が、大会議でのプレゼン、企画書作り、上司のむちゃぶりなどに悪戦苦闘する仕事コメディー。

　アニメは、「僕は友達が少ない」などの斎藤久さんが監督を務め、「バカとテストと召喚獣」などの高山カツヒコさんがシリーズ構成を手がける。Quadが制作する。ABC・テレビ朝日系の深夜アニメ枠「ANiMAZiNG！！！（アニメイジング）」で2022年1月8日から放送される。

　◇スタッフ（敬称略）

　監督：斎藤久▽シリーズ構成：高山カツヒコ▽キャラクターデザイン：森前和也▽サブキャラクターデザイン：新谷真昼▽美術監督：甲斐政俊▽美術設定：赤樹壱磨▽色彩設計：ながさか暁▽撮影監督：今泉秀樹▽3DCG：渡辺哲也▽編集：木村祥明▽音響監督：飯田里樹▽音楽：manzo▽音楽制作：CREST▽アニメーション制作：Quad