青天を衝け:やすさん「あんたはあんたの道を行きな」からの平岡様の回想 視聴者「泣きそうに」

大河ドラマ「青天を衝け」第34回の一場面 (C)NHK
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大河ドラマ「青天を衝け」第34回の一場面 (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第34回「栄一と伝説の商人」が11月7日に放送され、栄一(吉沢さん)と、平岡円四郎(堤真一さん)の妻・やす(木村佳乃さん)との再会が描かれた。

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 第34回で栄一は、岩崎弥太郎(中村芝翫さん)から宴席に誘われる。2人は商業で国を豊かにしようと意気投合するが、その手法をめぐって激論。意見は真っ向から対立し、会合は物別れに終わる。帰るつもりで立ち上がった栄一を引き留める弥太郎。すると物陰から見覚えのある女性が手招きをしていて、よく見ると、それはやすだった。

 裏口から逃げることを勧めるやすは、「あんたはあんたの道を行きな」「きっと、いい世にしておくれよ。“あの人”のためにも」と声をかけて、栄一を送り出そうとする。すると栄一は、円四郎との別れを回想し、「おめえはおめえのまま、生き抜け。必ず」との言葉を思い出し、「粉骨砕身いたしまする」とやすに約束する……という展開だった。

 SNSでは「やすさんの助け舟」「やすさんかっくぃ~」「平岡さま…」「平岡さんの声に泣きそうになる」「あーーーここでこの回想シーンヤバイ」などと視聴者は反応。さらに「せりふ回しがいちいち染みる」「平岡様、亡くなった後も縁をつないでいくのだなぁ…」「(うわ~~~ん!! こういうのうれしい…大河ドラマの良いところ…)」「平岡様はみんなの胸の中に生きてるな」といった感想が次々と書き込まれた。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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