高橋文哉:「最愛」視聴者の鋭い考察に焦り「やばい、バレています」 “ゼロワン”の頃からの“変化”も明かす

連続ドラマ「最愛」に出演する俳優の高橋文哉さん(C)TBS
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連続ドラマ「最愛」に出演する俳優の高橋文哉さん(C)TBS

 連続ドラマ「最愛」(TBS系、金曜午後10時)で、梨央(吉高由里子さん)の素行を探る情報屋・生田誠を演じてきた俳優の高橋文哉さん。SNSでは、一部で「情報屋が梨央の弟の優なのでは?」と考察されていたが、第4話(11月5日放送)でついにその正体が明らかに。「うわ~やめてくれ~! (考察が)鋭いなと思っていました」と振り返る高橋さんに、撮影でのエピソードや、役者業への思いについて聞いた。

 ◇「バレないようにお芝居をしていました」

 ドラマは、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央(吉高さん)、その初恋相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)を中心にしたラブサスペンス。

 高橋さんが演じてきた情報屋は、「真田ウェルネス」の専務・後藤(及川光博さん)の指示で、会社の情報や梨央の素行を探ってきた。一部の視聴者の考察通り、第4話では、情報屋が梨央の弟・優であることが明らかにされた。

 SNSを通して、高橋さんの元にもドラマの反響が届いていたといい、「僕が優ってコメントであふれていて……現場で塚原(あゆ子監督)さんや新井(順子プロデューサー)さんと『やばい、バレていますね』と、反響について話し合いをしていました」と明かす。

 姉の梨央を守るためにも、ハッキングをして様子を探っていた優。第4話で正体が明らかになる前は、ちょっとした部分に“優っぽさ”を入れるようにしていたといい、「(梨央が)嫌いな食べ物の話をしているのを見ていたときに、ちょっと表情がゆるんだり。でもそれが“悪巧みの微笑み”にも見えるようにしたり。バレないように現場でお芝居をしていました」と話す。

 第4話のラストでは、数年ぶりに姉と再会し、「やったのは、俺なんや」と罪を告白する優の姿が描かれた。「優としても、僕自身もすごくドキドキして。すごく大事な、物語の中で一本軸となるようなことを、自分がセリフとして言うことに関する緊張と、優としての覚悟の中で話して。姉ちゃんに会えてのうれしさ、罪悪感……いろいろな感情が込み上がってくる瞬間でした」と振り返る。

 ◇スタンバイ後は「空気もオーラも雰囲気もすべてが変わる」

 吉高さんらが集まる撮影現場の様子について、「皆さん、本番前には楽しそうにお話ししていて。いざスタンバイとなると、“シュン”って、空気もオーラも雰囲気も、何もかもすべてが変わる感じ」と表現した高橋さん。だいぶ慣れてきたというが、当初はこの切り替えに「すごいな」と驚いたという。

 高橋さん自身は、スイッチを入れて急に切り替わるタイプではないというが、プライベートでは意識的に役を考えている。たとえば、歩いているときに、「あのシーンでは優はどんなふうに歩くのかな?」と考えながら日常を送ったり、役によってはずっと猫背でいたりすることもあるのだという。

 自分以外の人を生きることができる役者業について、「面白い」「楽しい」と話す高橋さん。「役としての感情があって、作品の中で生きて。ものづくりと似ているような感覚で、そこに関する面白さは間違いなくあるなと思います」と話す。

 ◇目標は「見た人全員の感情を揺さぶれる役者」

 高橋さんといえば、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(2019~20年)で主人公のゼロワン/飛電或人を演じたことでも知られているが、「あのときは、右も左もわからずやっていて……」と振り返る。「今は、役に対する自分の思いがありながら、監督の意見をしっかりのみ込みながら演じるという楽しさをすごく知ったと思います」と変化を明かす。

 「その代わりに難しさを感じたり、自分の中で考えなくてはいけないことがあったり、『自分が演じるからこそできることをやりたい』という思いがある。(ゼロワン撮影時からは)価値観、芝居に対する思いが変わっているような気がしていますね」と続ける。

 そんな高橋さんが目指すのは、「見た人全員の感情を揺さぶれる役者」。「頑張る糧だったり、『自分も夢を頑張ろう』と素直に思えるような、その人の人生に影響を与えて、関わって……。それぐらいの芝居力と、表現力と、説得力を持った役者になりたいなと思います」。

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