青天を衝け:井上武子役・愛希れいか初登場 元宝塚トップ娘役が「鹿鳴館の華」に!

大河ドラマ「青天を衝け」第35回から井上武子役で登場する愛希れいかさん(右) (C)NHK
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大河ドラマ「青天を衝け」第35回から井上武子役で登場する愛希れいかさん(右) (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第35回「栄一、もてなす」が11月14日に放送される。同回から、元宝塚トップ娘役で、現在はミュージカルをメインに活躍する愛希(まなき)れいかさんが、井上馨(福士誠治さん)の妻・武子役で登場する。愛希さんは大河ドラマ初出演。

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 愛希さん演じる井上武子は、大隈重信(大倉孝二さん)の仲介で井上馨と再婚。明治9(1876)年、夫と共にイギリスに渡るが、その船上で日本髪をほどき、西洋流の社交術を学んだ。グラント前アメリカ大統領の応接では、千代たち女性のよき先生となって大活躍する。後に外務卿となった夫の鹿鳴館(ろくめいかん)外交を支え、「鹿鳴館の華」と呼ばれるようになる。

 第35回では、アメリカ前大統領グラントの来日が決まり、栄一(吉沢さん)たちが民間を代表して接待することになった。栄一は、夫人同伴が当たり前の西洋流を採り入れようと、千代(橋本愛さん)やよし(成海璃子さん)にも協力を願い出る。そこに、大隈綾子(朝倉あきさん)や井上武子(愛希さん)ら政財界の婦人も加わり、西洋式マナーの習得に悪戦苦闘する。

 官民あげた歓迎は順調に進むが、数日後、グラントが“渋沢家に行きたい”と言い出す。渋沢家では、千代が中心になって、グラントを歓迎するための準備が始まった……。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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