カムカムエヴリバディ:「家のための結婚はわしがする」 勇ちゃんの優しさに「どんだけいい男なんじゃ」「幸せになってほしい」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第14回の一場面 (C)NHK
1 / 1
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第14回の一場面 (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)第14回が11月18日に放送。勇(村上虹郎さん)が千吉(段田安則さん)に、安子(上白石さん)と稔(松村北斗さん)の結婚を許すよう頼み込む一幕があった。

ウナギノボリ

 第14回は、橘家では、肺を患い苦しむ杵太郎(大和田伸也さん)の枕元で、安子(上白石さん)が懸命に声をかけていた。その頃、雉真(きじま)家では稔(松村北斗さん)が出征することが決まる。千吉(段田安則さん)は、出征までに稔と頭取の娘との縁談を取りまとめるため、頻繁に大東亜銀行の頭取と面会する。

 稔と安子の互いの気持ちを知る勇(村上虹郎さん)は、2人の結婚を許すよう千吉に頼み込むが、「結婚は、家同士でするもんじゃ。当人の気持ちばかりじゃ決めれん」とまともに取り合ってはもらえない。すると勇は「家のための結婚はわしがするから。しゃあからお願えじゃあ父さん。せめてあんこに会うたげてよ。会えあ分かるから!」と懇願。「今進めよる縁談は、雉真のため、ひいてはお国のためになるんじゃ」と反論されると、「父さんはどねん思ようるん。父さんの工場で作る軍服を着て、兄さんが戦争に行くことをどねえ感じとるん」と思いをぶつける。

 すると、千吉は声を詰まらせながら「同じことじゃ。稔が雉真の学生服着て大学へ行くんも、雉真の軍服着て戦地に赴くんも、わしにとっては誇らしいせがれの……。晴れ姿じゃ」と吐露するが……。

 勇の優しさに、SNSでは「勇ちゃんにも幸せになってほしい」「勇ちゃん、あなたって人は……」「勇ちゃんの思いが切ない」「自分の幸せより安子ちゃんの幸せなんて」「あんな人そうそういないよ」「いいやつすぎて泣ける」「どんだけいい男なんじゃ」「自分の気持ちを押さえ込んで2人のために」と思いが寄せられた。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

テレビ 最新記事