おかえりモネ:ギャラクシー賞月間賞受賞 「ゆるがないメッセージ」と「心に刺さる珠玉のセリフ」評価

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロイン・清原果耶さん
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロイン・清原果耶さん

 女優の清原果耶さん主演で10月末まで放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の2021年10月度月間賞を受賞したことが11月19日、明らかになった。

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 「おかえりモネ」は、「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)の脚本家・安達奈緒子さんによるオリジナル作品。宮城県気仙沼生まれのヒロインが、同県の登米(とめ)で青春を過ごす中で、気象予報士の資格を取り上京。民間の気象会社に就職し、天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、そこで得た経験をもとに故郷に戻って、人々に貢献する物語。

 放送批評懇談会は「大震災発災時に島にいなかったという心の負い目から、森林組合や東京の天気予報会社でのモネ(清原さん)の心の旅が始まる。水を通した自然の循環から人の生命のバトンタッチへと昇華していく経験のなかで、最後に明かされる妹の心の深い傷にも寄り添えるまでに至る。全体を通して統一したゆるがないメッセージがあり、珠玉のセリフも心に刺さった」と選出理由を明かしている。

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