永山瑛太:監督・脚本作品「ありがとう」のビジュアル解禁 役所広司が死に場所求めさまよう

WOWOWの企画「アクターズ・ショート・フィルム」第2弾「ありがとう」の一場面=WOWOW提供
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WOWOWの企画「アクターズ・ショート・フィルム」第2弾「ありがとう」の一場面=WOWOW提供

 人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦するWOWOWの企画「アクターズ・ショート・フィルム」第2弾から、永山瑛太さんが監督・脚本を務め、役所広司さんが主演を務めるショートフィルム「ありがとう」のポスタービジュアル、場面写真が公開された。

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 ポスタービジュアルには、家族から離れ死に場所を求めさまよう男(役所さん)の深い葛藤を抱えているかのような表情を収めている。場面写真には、山で自殺を図ろうとする男のもとに、若い狩猟者(永山さん)がやって来るシーンなどを収めている。

 「ありがとう」は、家族から離れ死に場所を求めさまよう男が、奥深い山で奇妙な若い狩猟者と出会って……というストーリー。このほど、男が立ち寄った風俗のマッサージ嬢役で橋本マナミさん、狩猟者の男役で登山家の服部文祥さんが出演することも発表された。

 永山さんは「今年の3月頃から脚本を書き始めて、純粋にもの作りに向き合い、ロケハン、衣装合わせ、撮影、編集とすべての工程に携わらせていただきました」とコメント。「『ありがとう』を手掛けるにあたって、自分の中には明確な答えがあった気はするのですが、『それは何なんだろう?』と分からないから映像化したかったんです。完成して、作品を通して“生きる”ということを自分自身でも確認したかったのかな、と少しだけ答えが見えてきた気がします」と話している。

 役所さんは「今回演じた物語の主人公は、何の傷かは分からないが心にも体にも傷を負っていて、人生に迷いながら生きる実に不器用な男でした。台本は事前に読み込みましたが、あくまでも瑛太くんの頭の中のイメージを具現化するにあたってのメモのような役割のものだと思ったので、現場に入ってから順応していくことを大切に撮影に挑みました」と撮影を振り返りつつ、「永山瑛太という、不思議でユニークで、ステキな俳優がこの『ありがとう』というショートフィルムを撮りました。まだ若い彼ですが、今まで生きてきた人生のすべてが、この作品に集約されていると思います。瑛太くんの頭の中をのぞいたような面白さがあると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけた。

 「アクターズ・ショート・フィルム」は、俳優5人が製作費や製作日数など同条件で、ショートフィルムを製作する企画で、今年1月に第1弾が放送。「ありがとう」を含む第2弾は2022年2月6日午後5時からWOWOWプライム、WOWOW4Kで放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。

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