良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)第83回が2月28日に放送。因縁のある虚無蔵(松重豊さん)とモモケン(尾上菊之助さん)が殺陣で対決し、視聴者から絶賛する声が続出した。
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第83回では、いよいよ迎えた「妖術七変化!隠れ里の決闘」の敵役オーディション当日。大部屋俳優の五十嵐(本郷奏多さん)と虚無蔵は、ペアで殺陣を披露することに。ひなた(川栄さん)も、謎の振付師・サンタ(濱田岳さん)と共にオーディションの様子を見守る。2人は見事な殺陣を披露。すると突然、審査員席に座っていたモモケンが立ち上がり……という展開。
オーディションと20年前に公開された映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」の映像、映画を見ている団五郎時代のモモケンの回想が交錯する構成に。20年前、無名の虚無蔵が抜てきされ、父親への不満を吐露する団五郎を、サンタは「親父っちゅうは、一筋縄ではいかんもんじゃ」と前置きし、「親父さんはあんたに、黍之丞(きびのじょう)をやってもれえてんじゃねえか? 敵役の左近じゃのうて」と諭す。
場面はオーディションに転換すると、2人は圧巻の大立ち回りを見せる。モモケンは虚無蔵を認めつつも「虚無さん、あんたじゃダメなんだ」「私は私の左近を探しにきたんです。父が、あんたという左近を見つけたように。あんたに頼ったんじゃ、父を超えられない」と語る。
初代モモケンが役者として虚無蔵を評価していたことを伝えられ、虚無蔵が「何でもっと早ように言うてくれへんかったんですか。わし、20年思い詰めてましたがな」とつぶやくと、モモケンは「私はスターですよ。大部屋(俳優)なんぞに、軽々しく声はかけません」と返答。虚無蔵も「恐れ入りました」と頭を下げていた。
SNSでは「鳥肌立ったよ!!」「虚無さんとモモケンの本気の立ち回り! 迫力が半端ない!」「モモケンと虚無さんのストーリーにしびれた」「今週は月曜日から濃いな」「それぞれの20年の思いがあの殺陣とその後の会話ですべてが昇華していくのがすてきすぎる」といった感想が次々と書き込まれた。
「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。
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