俳優の菅田将暉さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(月曜午後9時)の第10話が3月14日に放送され、前回、視聴者をザワつかせた千夜子の正体が明らかになった。
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第10話では、初詣に行くことになった久能整(菅田さん)とライカ(門脇麦さん)。参拝を済ませた後、整が何をお願いしたのか聞くと、ライカは妹・千夜子の幸せを願ったといい、「春が来て私がいなくなったら、あの子は一人になるからな」と口にした。
それから2人は焼き肉店へ。整はライカの手首の傷を見つけ、入院中のライカに体のどこが悪いのか尋ねる。ライカは「頭のほう」と答え、手首の傷については「私がやったんじゃない。千夜子がやったんだ」と告白。「私と千夜子は姉妹ではない。この世には千夜子しか存在しない」と語った。
ライカによると、千夜子は幼少期に父親から性的虐待を受け、一人の人間に複数の人格が現れる解離性同一性障害になったという。自身は千夜子が作り出した人格の一人で、千夜子の痛みを引き受けるためだけに生まれてきたと明かした。
ライカは井原香音人(早乙女太一さん)と下戸陸太(岡山天音さん)と出会い、放火による両親殺害を依頼。以降は精神科病棟で入院生活を送っていた。千夜子を脅かす存在がいなくなったことで、増えていた別人格が統合され、ライカだけが最後まで残っていたのだった。
ライカは、千夜子は10歳のころのまま精神の成長がほぼ止まっているが、最近、成長の兆しが見えてきたと話す。春には病院を出て里親と暮らし始めるといい、「千夜子の成長を見届けたら私も消える」と告げ……と展開した。
千夜子の正体が明らかになり、SNSでは「壮絶な過去でつらい」「春まで生きることができないって、そういうことだったのか」「胸が苦しい」などと、さまざまな反響を呼んだ。また、「千夜子ちゃんが穏やかに過ごせますように」「ライカさんも千夜子ちゃんも幸せになってほしい」「千夜子の幸せもライカの幸せだと願いたい」といった声も多く上がっていた。
ドラマは、田村由美さんの同名人気ミステリーマンガ(小学館)が原作。社会で当たり前とされていることに疑問を持ち、膨大な知識を基に持論を展開していく整の活躍を描く。
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