カムカムエヴリバディ:強まるアニーの“安子説” これまでの“匂わせ”言動を振り返る “ミルクボーイ状態”の視聴者も

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でアニー・ヒラカワを演じる森山良子さん (C)NHK
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でアニー・ヒラカワを演じる森山良子さん (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。4月4日からいよいよ最終週「2003-2025」に突入する。いまだ実現していない母・安子と娘・るいの再会だが、ネット上では、日系人キャスティングディレクターのアニー・ヒラカワ(森山良子さん)の正体を巡って、“安子説”と“別人説”で真っ二つになっている。残り5回となって“安子説”が強まるアニーのこれまでの匂わせ発言や怪しい行動をまとめた。

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 ◇なぜかロバートの言葉を口にするアニー

 アニーはハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の製作チームの一員で、日本人俳優の出演者オーディションを実施するために来日した。日系人だが日本語を話さず、ひなた(川栄さん)やおいのジョージ(ハリー杉山さん)とは英語で会話している。

 第102回(3月25日放送)では、アニーが映画村のお茶屋で和菓子を楽しんでいるところに、ひなたが話しかけると、時代劇「黍之丞(きびのじょう)」シリーズが大好きだといい、日本の文化にかなり深く親しんでいる様子だった。ひなたがラジオ講座で英語を覚えたと知ると、アニーは「まだ放送されているの?」と驚きの表情を見せていた。

 話は弾み、ラジオ体操の話題に。ひなたは「聴いたことありますか?」と聞くと、アニーは「いいえ全然、日本に来るのは初めてですから」と慌てた様子で答えていた。さらに去り際、アニーは英語を勉強するひなたに「きっとあなたをどこか、思いもよらない場所まで連れていってくれますよ」と励ましていた。これは安子(上白石さん)が、ロバート(村雨辰剛さん)からかけられた言葉と同じものだった。

 オーディションが順調に進む第103回(3月28日放送)では、ひなたが流ちょうに英語を話す様子に、アニーは「彼女を見ていると若い頃の自分を思い出すの……」とジョージに語る。ホテルでは、帰国を控えたアニーが、ジョージから「本当に岡山に行かずに帰っていいの? 前回も行かなかったんだろう。後悔しないといえる?」と問われ、「私の人生よ。そしてそれが人生っていうものなの」と答えるシーンもあった。

 ◇“あんこのおまじない”で逃走

 第104回(3月29日放送)では、ひなたは、かつての恋人・五十嵐(本郷奏多さん)と再会したことを、なぜか母のるいに話すことができなかった。一人もんもんとしていると、アニーから何か悩みがあるのかと声をかけられると、ひなたは元彼と10年ぶりに再会したことを明かした。ナレーションでは「ひなたは自分でも不思議でした。母・るいにも話せなかったことを、どうしてアニーに話してしまったんだろうと」と、ひなたの気持ちが語られた。

 さらに第105回(3月30日放送)。アニーから「サムライ・ベースボール」への出演依頼の手紙を受け取りながらも返事をしなかった虚無蔵(松重豊さん)に対し、五十嵐とひなたが必死に説得。アニーも座礼をして頼み込んだ。後日、虚無蔵はひなたに「なんとも麗しき座礼であった」と道場でアニーが正座し頭を下げた姿に感心し、「メリケン(アメリカ)育ちとはにわかに信じがたい」と話していた。

 さらに、ひなたがハリウッドの映画の製作チームに差し入れた回転焼きを、アニーが食べる場面では、回転焼きを二つに割ると、あんこをひとつまみ取って食べ、思わせぶりな表情を見せていた。

 オーディション後、アニーは米国に帰国したが、第107回(4月1日放送)で映画プロモーションのために再来日。ひなたと久しぶりに再会したアニーは、回転焼きを食べたことを伝え、「どうしてあんなにおいしいのかしら」と尋ねる。ひなたは、るいから教わった“あんこのおまじない”を英語で説明。それを聞いた途端、アニーは「ありがとう。でも、ごめんなさい。行かなくちゃ」と、靴も履かずに逃げるようにその場を立ち去った。

 ◇別人なら不自然?

 これまでの言動を振り返ると、アニーは安子に関連した話題になると、どこか懐かしがっているような様子を見せている。さらに確信に迫った“あんこのおまじない”で見せた慌てようは、別人であるとすればあまりにも不自然だ。SNSでは「これでアニーさんが安子ちゃんじゃなかったら逆にビックリするよね」「アニーさんやっぱり安子なの?」「アニーは安子で確定かな?」と、“安子説”を確信する声が強まっている。

 一方、「アニーさん、ひなたの名前聞いても反応が薄かったような?」「安子とアニーのイメージが違いすぎる」、ヒラカワという名前から「アニーは(カムカム英語の)平川(唯一)先生の子供なんだと思う」と“別人説”を唱える視聴者が多いのも事実。アニーのさまざまなリアクションを見て、「ほな安子と違うかあ」「ほな安子やないかい!」を繰り返す“ミルクボーイ状態”に陥る視聴者も続出している。

 泣いても笑っても「カムカムエヴリバディ」は残り5回。果たしてアニーの正体は? そして安子とるいは再会することができるのか? 最後まで目が離せない。

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