吉本実憂:“カッコいい女性”にあこがれ 「いつかアクションで感動させられるものを」 「パンドラの果実」Season2でキレのある格闘シーン披露

連続ドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」Season2に出演している女優の吉本実憂さん
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連続ドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」Season2に出演している女優の吉本実憂さん

 動画配信サービス「Hulu」で全話独占配信中の連続ドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」Season2に出演している女優の吉本実憂さん。ドラマは日本テレビ系で6月に最終回が放送されたSeason1の続編で、科学犯罪対策室のメンバーが最先端科学にまつわる事件を捜査する姿を描いており、吉本さんは科学犯罪対策室に新たに加わった新人捜査官・奥田玲音を演じている。作中でキレのあるアクションを披露している吉本さんに、アクションへの思いや主人公・小比類巻祐一を演じているディーン・フジオカさんら共演者との撮影エピソードなどを聞いた。
 
 ◇「戦うことが好き」な一面も

 ドラマは、科学犯罪対策室を創設した理系出身の警察官僚・小比類巻が、天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきのさん)をアドバイザーに迎え、最先端科学にまつわる事件を捜査する姿を描いている。Season2では、科学犯罪対策室のメンバーが、ゲノム編集、クローン、不老不死の科学、人体凍結保存など、最先端科学が巻き起こす新しい事件に立ち向かう。Huluで最終話まで全話を独占配信中。

 前作Season1の放送時から「パンドラの果実」というタイトルには魅力を感じていたといい、「まさかSeason2に出られるとは思っておらず……うれしかったです」と喜びを明かす吉本さん。すでにできあがっている輪に途中から入っていくことに不安はあったが、共に事件に立ち向かう捜査官・長谷部役のユースケ・サンタマリアさんから話しかけられることが多く、そのおかげで早く溶け込むことができたと笑う。

 演じている奥田玲音は、科学犯罪対策室に新たに配属された新人捜査官。分からないことがあるとすぐにスマートフォンで検索する現代っ子で、長谷部とも堂々と渡り合うなど度胸があり、実は格闘能力にたけている一面も持つ女性だ。そんな奥田の最初の印象は「生意気だなーって(笑い)。現代っ子の中でも、生意気な方だと思います」と苦笑い。「格闘技にたけていて『自分は強い』という自信があるからこそ、堂々としているのかなと。演じていてあまり新人刑事感がなかったです(笑い)。言うことは言うし、タッグを組んだ長谷部の言うこともたまに聞かないし。新しい、でも楽しそうな魅力的なキャラクターだなと思いました」と明かす。

 ずばずばとモノを言う奥田は、先輩のユースケさん演じる長谷部にも臆さずにツッコミを入れる。そのくすりと笑える掛け合いもドラマの魅力だ。吉本さん自身、親しくなった人を「いじる節」があるといい、「そこは奥田と一緒です」と楽しそうに笑う。そんな奥田と長谷部の掛け合いはアドリブも多かったといい、「『次に何を言おうかな』とアドリブがどんどん楽しくなってきちゃって。どんなアドリブでも、監督が全部許してくれるんです。だからアドリブはいっぱいありますね、私もユースケさんを見習って負けじと(笑い)。言わなきゃな、というより、最後の方は『これ言いたいな』ということを勇気を出して言う感じでした」と振り返る。

 格闘能力の高い奥田は、作中で切れ味鋭いアクションを披露しており、ドラマの見どころの一つでもある。事前の準備を聞くと「2、3話のアクションは2日間ぐらい練習して、一番多かった最終話のアクションは、3日間ぐらい練習しました」と吉本さん。特に最終話では敵グループを相手に大立ち回りを繰り広げ、見事な蹴り技などを披露している。吉本さんは「不安でした」と苦笑いしつつ、「お相手の金髪の女性もスタントマンの方だったので、思いっきり蹴ったり、パンチを狙いにいったりさせてもらえたんです。戦う、という場面を見せられたかなと思います」と手ごたえも明かす。

 もともと、アクションの練習はアクション俳優の坂口拓さんに習っているといい、下地があった。いつかはアクションで感動させられる作品を作りたい、と吉本さんはいう。

 「戦うことが好きで、戦っているのを見ることも好きなんです。昔からカッコいい女性にすごくあこがれがあって。『カッコいい女性になりたい』という思いがあったので、戦えたらカッコいいかな、とずっと練習は続けています。それを作品で表現できたらいいな、いつかアクションでも感動させられるようなものを作りたいな、と思っています」

 ◇撮影前にディーン・フジオカと“ミット打ち”も

 主人公であり、奥田の上司になる小比類巻を演じているディーン・フジオカさんには、クールで、あまりしゃべらない印象があったという。だが「たまに、ほんのちょっとふざけるときがあるとか、意外におちゃめな部分がありました」と振り返ってほほ笑む吉本さん。撮影の合間には、前室(スタジオ撮影の待機場所)で“ミット打ち”もしていたという。「ディーンさんが前室に格闘セットを持ってきてくださって。パンチの練習で、私がグローブをつけて、ディーンさんがミットを持って受けてくださったり、蹴りがあまり得意じゃないという話をしたら、『じゃあ蹴りの練習しよう』といっぱい教えてくださったり、ありがたかったです。前室では普段は絶対出ないような音が鳴り響いていました(笑い)」と楽しいひと時だったようだ。

 ディーン・フジオカさんを驚かせることもあった。「ディーンさんが模造刀とかを広げていたので、テンションが上がっちゃって『私の!』って言っちゃったんです(笑い)。『私もやりたい!』と言おうと思ったら『私の!』って言っちゃって、自分のものだと主張してきたぞこいつ、と(笑い)。結局、中国刀を1本いただきました、『これで励め』と」と吉本さんは笑い、「ディーンさんは教え方が素晴らしいんです。『骨がこうなっているから、こう動かすといいんだよ』と教えてくださって。(格闘の)教室を開いたら行きたい!というぐらいです」と語る。

 そう楽しそうに撮影エピソードを語る吉本さんは、現在25歳。最後に残りの20代でのビジョンや目標を尋ねると、「アクションはもちろんですけど、悪女役をやりたいです。思いっきり人に嫌われる役を」という答えが返ってきた。

 「10代のころは演じる機会があったんですが、最近はないので。そこで自分を発揮できるんじゃないかなと(笑い)。以前、17歳のころに悪女役を演じたとき、事前に、どうやったら人を傷つけられるか、という訓練のようなものがあったんです。そのときに『こうやったら傷つくんだ』と知ったと同時に、だからこそ『これをしたら傷つくから、しないでおこう』と、ちょっと優しくなれた。そういうことは今も日々、無意識に知っていっていることなので、逆手にとって、悪女役で発揮できるんじゃないかなと感じています」と願望を明かしてくれた。

 ※ヘアメーク:小嶋絵美(ouca) スタイリスト:小谷雄太

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