初恋の悪魔:“リサ”満島ひかり、せりふ一言も視聴者感動 「圧倒的存在感」「ぜいたくと信頼」

ドラマ「初恋の悪魔」第6話に登場した満島ひかりさん=日本テレビ提供
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ドラマ「初恋の悪魔」第6話に登場した満島ひかりさん=日本テレビ提供

 俳優の林遣都さんと仲野太賀さんがダブル主演を務める連続ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系、土曜午後10時)第6話が、8月20日に放送された。本作の脚本を担当する坂元裕二さんの作品の常連でもある満島ひかりさんが新たに登場し、視聴者からは「満島ひかりさんの圧倒的存在感よ」と絶賛のコメントが寄せられている。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、警察署でそれぞれ別の部署に勤める訳ありの4人が難事件を解明する姿を描く。やがて、4人の間には友情が芽生え、恋模様も描かれる。

 フジテレビ系ドラマ「それでも、生きてゆく」(2011年)、TBS系ドラマ「カルテット」(2017年)、主演を務めた日本テレビ系ドラマ「Woman」(2013年)など、“坂元作品”への出演が多数ある満島さん。今回演じるのは、物語の重要な鍵を握る淡野リサ。

 第6話では、もうひとつの人格“ヘビ女”となった星砂(松岡茉優さん)が、16歳で家出して上京したこと。そこで出会ったリサという女性に救われたことを鈴之介(林さん)に明かす……という展開だった。

 星砂が過去を明かすシーンは、ほぼ全てが星砂の語りだった。リサと暮らすことになった星砂だが無一文だったこともあり「家賃とか払えないんです」と言うと、リサは「バカ。ここの家賃はお金じゃない。『ただいま』『おかえり』っていうことだよ」と、星砂を励ました。

 しかし、ある日リサが連れ去られてしまい、星砂はリサを助けるために走り始めるが、途中で記憶がなくなってしまう。次に気がついたときは、「7年たっていて、少年課の刑事になっていました」と語る。

 刑事に“なっていた”星砂は、リサが17歳の男の子を殺害し、警察から追われていることを知る。今度は星砂がリサを助けたいという思いで、リサを捜していた星砂は、ついにリサと再会を果たす。星砂が「ただいま」と言うと、リサは「おかえり」と一言だけ発し、抱き合った。

 だが、リサが担当刑事の馬淵朝陽(毎熊克哉さん)から追いかけられている現場に居合わせた星砂に、朝陽が発砲した銃弾が当たってしまい、星砂はまた記憶をなくす。星砂は「次に目を覚ましたときは、また2年たってたんだよ」と、複雑な“ヘビ女”の記憶を明かした。

 第6話での、リサ自身のせりふは、星砂と再会を果たしたときの「おかえり」だけだった。SNSでは「満島ひかりに1話を通して『おかえり』のひと言しかせりふを与えないぜいたくと信頼」「『おかえり』の破壊力大きかったな」「せりふがひと言だなんて、どれだけ信頼されているのだろう」などの反響が集まった。

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