岡崎紗絵：「オールドルーキー」“社長”反町隆史はおちゃめ　デビュー10周年「『面白い』が増えている」

　TBS系「日曜劇場」（日曜午後9時）枠の連続ドラマ「オールドルーキー」（TBS系、日曜午後9時）。反町隆史さん演じるスポーツマネジメント会社「ビクトリー」の高柳雅史の秘書・真崎かほりを演じているのは、女優の岡崎紗絵さんだ。新町亮太郎（綾野さん）の妻で、元人気アナウンサーの糸山果奈子（榮倉奈々さん）のファンを公言する高柳には「可愛い」といった反響が上がっているが、岡崎さんは「反町さんがお持ちのおちゃめさが存分に出ていて、ため息ものです。男性のカメラマンも心打たれています」と話す。岡崎さんに、撮影現場で感じたことや、デビュー10周年の今の思いを聞いた。

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　ドラマは、「HERO」や「海猿」シリーズ、NHK連続テレビ小説「まんぷく」などを手がけた福田靖さんが脚本を担当するオリジナル作。サッカー以外のスキルや経験が何もなく、引退後にどん底に追い込まれた新町が、37歳で社会人デビューを果たす。挫折や葛藤を乗り越えながら、二人の娘たちがもう一度誇れる父親になるために奮闘していく。

　「日曜劇場ということもあって、私を知っている年代の方問わず、幅広い年代の方々から『見てるよ！』と言っていただける機会が多くて、すごくうれしいです」と笑顔を見せた岡崎さん。撮影現場のチームワークは「ものすごくいい」といい、「皆さんすごくユーモアがあって、おなかを抱えながら笑っている日もあります。常に笑顔でいい空気が流れています」と話す。

　なかでも、梅屋敷聡太役の増田貴久さん、城拓也役の中川大志さんが面白おかしく話して、笑いのムードを作ってくれるという。そんな中、狙わずに面白いのが葛飾吾郎役の高橋克実さんだといい、「ホントに高橋克実さんが面白くて、涙が出るくらい笑っています。笑いをこらえながら頑張ってお芝居をするシーンもあって、そこの団結力がすごかったです（笑い）」と楽しそうに明かす。

　綾野さんについては、安心感のある優しい座長だと感じているといい、「新町さんのような“寄り添う力”がすごくて。いい空気にしようとしてくださるというか、『大丈夫？』『やりづらくない？』と声をかけてくださるあったかくて、熱い方」と話す。

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　岡崎さん演じるかほりは、誰にでも優しく、「ビクトリー」社員たちにとって女神のような存在だ。社長の辛辣（しんらつ）な社員評価を知り尽くしているが、決して社員には明かさないという小悪魔系女子でもある。

　果奈子が会社を訪れる場面が描かれた第4話（7月24日放送）では、果奈子ファンである高柳が、「私はあなたのファンでした！　今でもファンです！」と果奈子に告白する展開に。さらに、「糸山さんとツーショット写真が撮りたい」とおねだり。その後、会社のPCの壁紙に果奈子とのツーショット写真を設定していることも明らかになった。

　そんな高柳を演じる反町さんについて、「果奈子に『ファンです』と言っているシーンは、見ていてキュンキュンしていました（笑い）」と話した岡崎さん。撮影現場では、皆が反町さんに“メロメロ”な状態だったという。

　一方で、第8話（8月21日放送）では、高柳から「新町くんについて何かあったらすぐに報告して。所属するアスリートを引き抜いて、独立するような人間がこの業界にはいる。私はそういうことは許さない」と指示を出されたかほりの姿が描かれた。

　「8話で役割を与えられてしまって、悩ましいなと。社長の気持ちもわかるし、『ビクトリー』に必要な存在だと思っているので、心では新町さんを応援したい気持ちもあって。それをどうしていこうか、その葛藤が私自身もあります。難しいです」と話す。

　そんな岡崎さんは、今年デビュー10周年。現在の思いを聞いてみると、「楽しいだけではないです。難しいところ、悩ましいところもたくさんあって。でもだんだん『楽しい』『面白い』が昔より増えていっている実感があります」と明かす。“その瞬間でしか生まれない感情”を感じると、芝居が面白いと思い直すといい、「作品、作品で染まれる人になりたい」と目標を口にした。

　最後に、「9話の衝撃的なラストがあってからの10話なので、どうなっていくのか視聴者の皆さんが気になるところだと思います」と話した岡崎さん。「私自身、泣かない回はないくらい『オールドルーキー』のお話が大好きです。スポーツマネジメントは、応援するお仕事ですけど、視聴者の皆さんも応援されているようなそんな気持ちにさせてもらえるドラマだと思うので、温かくなってくれたらいいなと思います」と呼びかけた。