初恋の悪魔:「ハッピーなエンドなんていらね」“星砂”松岡茉優が“悠日”仲野太賀に残した言葉 視聴者も涙(ネタバレあり)

連続ドラマ「初恋の悪魔」第7話の一場面=日本テレビ提供
1 / 1
連続ドラマ「初恋の悪魔」第7話の一場面=日本テレビ提供

 俳優の林遣都さんと仲野太賀さんがダブル主演を務める連続ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系、土曜午後10時)第7話が、9月3日に放送された。この日は、“ヘビ女”に人格が変わる前の摘木星砂(松岡茉優さん)が書き残していた悠日(仲野さん)への手紙の内容が明らかになり、視聴者からは「号泣しました」「誰も悪くないからこそ切ない」と多くの反響が集まっている。

ウナギノボリ

 ◇以下、ネタバレがあります

 脚本は「東京ラブストーリー」などの坂元裕二さん。警察署でそれぞれ別の部署に勤める訳ありの4人が難事件を解明する姿を描く。やがて、4人の間には友情が芽生え、恋模様も描かれる。

 第7話では、悠日が、人格が変わり自分のことも忘れてしまった星砂と対面する。悠日の兄・朝陽(毎熊克哉さん)のスマートフォンを持っている星砂に、「どうしてあなたが持っているんですか?」と尋ねる悠日に、星砂は「とったんです。あなたのお兄さんに会ったときに、この刑事、リサ(満島ひかりさん)のことで何か隠していると思ったからとって逃げたんです」と答える。

 続けて「あの刑事はリサを銃で撃ちました。リサに罪をかぶせて殺そうとして。見てたんです。馬淵朝陽はリサを殺そうとした人なんです! あなたはその弟なんです!」と悠日を拒絶する。そして、鈴之介(林さん)も「そろそろ理解してもらえませんか? こうなった以上、受け入れてほしい。頼みます」と告げた。

 その後、なんとか受け入れようと思った悠日だったが、星砂の何気ない仕草が、思い合っていたかつての姿とかぶり、思わず感情が高ぶって「摘木さん? 摘木さんですよね? 帰ってきて! 摘木さん帰ってきて! 帰ってきてください。僕、ちゃんと待っています。あなたのことが好きです! 大好きです!」と訴える。

 さらに“ヘビ女”に対しては「あなたのせいでしょ? あなたがそこに居座っているから、本当の摘木さんがいなくなっちゃったんでしょ? 出てってください! あなたがいるから本当の摘木さんは、そこにいれなくなったんです。あなたはそこにいちゃいけない人なんです!」と星砂に迫るのだった。

 何も答えられない星砂に、すぐさま鈴之介があいだに入り「この人に触るな! 触らないでくれ……」と星砂を守った。

 意気消沈した悠日は、星砂の知り合いの医師・小洗杏月(田中裕子さん)に「摘木さんを取り戻す方法を教えてください」と懇願する。すると小洗は、以前の人格の星砂が手紙を残していたことを明かし、それを悠日に手渡す。

 手紙には「私がどうしてこうなったのかとか、考えるのはやめてくれたまえ。過去を掘り返すなんてもってのほかだ。私は今の自分が好きなのだ。誰かさんに出会った自分が好きなのだ」。

 「私がいなくなって、さみしがるのは構わないがほどほどにしとけ。悲しいとかつらいとか、私は置いていきたくない。ハッピーなエンドなんていらね。ほんのスプーン1杯くらいの思い出があれば、それでいいのだ。ニヤニヤ意地悪を言ったり、ヘラヘラふざけていた私だけを覚えていてほしい。誰かにどんな人だったかと聞かれたら『アホでした』と答えて笑ってほしい」。

 そして最後は「泣くんじゃねえぞ。アホの星砂より」とつづられており、手紙を読んだ悠日は、「ヤバイ……。怒られたい」と号泣。小洗は悠日を慰めるように優しく、大きく彼を包み込んだ。

 SNSでは「星砂ちゃん、帰ってきてほしい」「どうか、みんなが幸せになってほしい」「坂元裕二の手紙の威力よ……」「毎話毎話神回を更新してくる」などのコメントが寄せられている。

テレビ 最新記事