ちむどんどん:沖縄料理のもともとの魅力を忘れていた 暢子、失敗に気付く「やっと分かったか」「母の力は偉大!」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第110回の一場面(C)NHK
1 / 1
NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第110回の一場面(C)NHK

 黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第110回が9月9日に放送された。同回では、暢子(黒島さん)が自身の沖縄料理店「ちむどんどん」の客足が途絶えた原因に気付き、視聴者から「やっと分かったかね」「とりあえず暢子に笑顔が戻ってよかった」といった声が上がった。

あなたにオススメ

 同回は、沖縄から突如上京してきた母・優子(仲間由紀恵さん)と姉の良子(川口春奈さん)の持参した料理から、暢子が大きなヒントを得て……と展開した。

 2人が差し入れで持ってきたのは、暢子たちの生家のあるやんばるの野菜を生かした料理。「ピーマンチャンプルー」「にんじんしりしりー」「ドゥルワカシー」「ゴーヤーととうもろこしとツナの和(あ)え物」「ニガナの白和え」と、“ふるさとの味”を食べた暢子はひらめく。

 その後、「ちむどんどん」営業再開に向け、矢作(井之脇海さん)、歌子(上白石萌歌さん)と試作を重ねる暢子。そして、二ツ橋(高嶋政伸さん)や智(前田公輝さん)らを呼んで試食会を催す。

 改良を重ねた料理は好評で、二ツ橋は「おいしい。素朴だけど、素材の味が引き出されています」と絶賛。智が「沖縄産じゃない材料も使っているのになんでかね」と尋ねると、矢作が「丁寧な処理と素材の良さを生かす工夫に集中してみたんです」と説明。暢子は「味付けの考え方を変えてみたわけ」と話す。

 「フォンターナで身に付けた技術はうちの強みです。だけど、それが弱点にもなっていたんです。これまでのうちが東京の人の好みに合わせることばかり考えすぎて、沖縄料理のもともとの魅力を忘れていたんです。故郷のやんばるで大好きな家族みんなで食べて、笑顔になった味。それを思い出して、材料の魅力を引き出す。手数をかけないことに全力を尽くしてみたんです」

 一筋の光明が差した暢子。その顔には笑顔が戻り、「ちむどんどん」の営業再開日も決まった。SNSでは「東京の味にこだわりすぎて、原点を見失っていたんやなぁ」「優子さんが作った料理を食べて元気になっていく暢子ちゃんの表情がすごくよかったな」「やっぱり母ちゃんは立て直しのプロ」「母の力は偉大!」との声が上がっていた。

テレビ 最新記事