PICU:「こんな安田顕が見たかった」 物腰柔らかい医師役に熱視線

連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」第1話の一場面(C)フジテレビ
1 / 1
連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」第1話の一場面(C)フジテレビ

 俳優の吉沢亮さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「PICU 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第1話が10月10日に放送された。日本各地でPICU(小児集中治療室)の整備を進めてきた植野元を演じている安田顕さんに「こんな安田顕が見たかった」「安田さんは(ドラマ舞台の)北海道の景色が似合います」と注目が集まっている。

ウナギノボリ

 ◇以下、ネタバレがあります

 安田さん演じる植野は、米国でPICU医の資格を取得。穏やかな口調で物腰は柔らかく、常に子供の目線を忘れない。志子田武四郎(吉沢さん)を「しこちゃん先生」と呼び、根気強く指導していく。日本一広大な北海道で「医療用ジェット機を運用する日本屈指のPICUを作る」という壮大な目標を持っている。

 第1話では、駆け出し小児科医の志子田が丘珠病院に新設されたPICUへ異動となり、そこで植野と出会う。

 発症から4時間も経過した少女がPICUへ運び込まれることとなった。「大丈夫、戻ってきて。戻ってきて」と植野らが懸命に治療にあたるが、少女は息を引き取る。治療にあたったスタッフが集まり、どうすれば少女の命を救えたのか、話し合いになった。

 志子田は「あの……すみません。さっき、女の子が亡くなったんですよ。僕の袖をつかんで……。ママって言ったんです。どうしてそんな、何もなかったように淡々と話せるんですか? 人が一人死んじゃったんですよ。さっきまで、生きてたんです」と涙ながらに訴える。

 すると植野は「志子田先生。亡くなったから話すんです。人間が一人死んでしまったから、まだみんなの記憶が新しいうちに、正しい情報が集められる今のうちに考えるんです。どうしたら助かったのか、次に同じことが起きたら確実に助けられるように、経験を血と肉にするために話すんです。分析するんです」と諭す。

 さらに、植野は「PICUがここにあると、北海道中に周知されていれば……。救急隊も知っていれば、おそらくまっすぐにここに電話したでしょう。もし、ジェット機が運用されていれば、最短45分以内でこの病院に到着したはずです。どうしたら良かったのか? 反省して、反省して、考えて、考えて、一緒に考えましょう」と涙をこらえて語った。

 SNSでは「安田顕の声色、トーン、話すスピード全てが心地よく、せりふのひとつひとつに温度と厚みを感じる」「安田顕のファンでいることが誇らしくて仕方ない」「涙を溜めてこらえてる植野先生がすごすぎた。芝居を見れば見るほどヤスケン(安田)さんが好きになる」とエールが広がっている。

テレビ 最新記事