相棒:14年ぶり再会も「相変わらずですねぇ」 水谷豊、寺脇康文に聞く初代特命係の復活

連続ドラマ「相棒season21」に出演する杉下右京役の水谷豊さん(左)と亀山薫役の寺脇康文さん
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連続ドラマ「相棒season21」に出演する杉下右京役の水谷豊さん(左)と亀山薫役の寺脇康文さん

 人気刑事ドラマ「相棒」の新シーズン「相棒season21」(テレビ朝日系、水曜午後9時)が10月12日にスタートした。水谷豊さん演じる杉下右京と、寺脇康文さん演じる亀山薫の「初代特命係」が新たなコンビとして約14年ぶりに復活した。久々に「相棒ワールド」に戻った寺脇さんと初代相棒を迎えた水谷さんに、再会シーンについてや今の思いなどを聞いた。

 ◇再会はあっけなく? 「お互い照れる時間もなかった」

 「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」の右京が天才的頭脳で推理し、バディーと数々の難事件を解決する刑事ドラマ。2000年にスタートし、これまで薫、神戸尊(及川光博さん)、甲斐享(成宮寛貴さん)、冠城亘(反町隆史さん)の相棒4人が誕生した。「season21」では、初代相棒の薫が「season7」第9話(2008年12月17日放送)以来の登場となり「5代目相棒」として再びタッグを組む。

 初回拡大スペシャル「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」では、サルウィン国(架空の設定)から戻った薫と右京が再会。感傷に浸るまもなく、内外要人を招いた催しで事件が発生し、2人が再び力を合わせ、事件の捜査を開始する……という展開だった。

 --再会シーンのご感想は。

 水谷さん:結構あっけなく会うんだなと思いました(笑い)。でも、あえて劇的な再会にしないことで、すぐあの頃の2人に戻れたんじゃないかと思います。それにしても、とても楽しいシーンでした。

 寺脇さん:「亀山薫です」「分かってます」こんな再会の仕方って(笑い)。撮影前日までは緊張していたのですが、照れる時間もありませんでした。台本がくる前は、第1話の最後の方で別々に行動していた2人が劇的に再会を果たして……みたいな予想もしていたのですが、脚本の輿水(泰弘)さんに見事に裏切られました。でも2人で動き出してこその「相棒」ですから「らしい再会」だな、とてもいいなと思いました。

 --右京と薫同様、お二人も久々の再会となりました。クランクインの際、寺脇さんは「14年もたった感じがしないです」、水谷さんも「亀山君は2、3カ月間サルウィンに行っていたって感じ」とおしゃっていましたが、久々にお会いしたときのご感想は。

 水谷さん:不思議なことですが、何が変わったのか、変化を探すのが難しいくらい、何も変わらないと思えるような雰囲気で始まりました。

 寺脇さん:14年間の記憶だけもって、タイムスリップしたような気分でした(笑い)。それくらい何も変わっていなかったですね。

 ◇「君は相変わらずですねぇ」「右京さんこそ」

 --右京と薫も14年前の雰囲気と変わっていないな、と初回を見て思いました。

 水谷さん:そうですね。でも君(薫)は相変わらずですねぇ。聞き込みにいくと、つい調子の乗るところがあるのですが、全く変わってない! 本当に相変わらずなんです(笑い)。そこが楽しいのですが。

 寺脇さん:右京さんこそ、相変わらず冷静すぎです(笑い)。事件が起きてみんなが慌てふためいていても、一人だけ冷静で。俺が奥さんを人質に取られて焦っていても(笑い)。「相変わらずだな、まったく」って薫のセリフにもありました。

 --水谷さん、寺脇さんそれぞれ「相変わらず」なところはありますか。

 寺脇さん:豊さんは相変わらずの極度の方向音痴ですよね(笑い)。前に行くはずが後ろに、右のはずが左に絶対行っちゃう。気持ちがいいくらい真逆なんです。

 水谷さん:この間ロケ先でも、(寺脇さんが)僕のことを陰からそっと見ているんです。「絶対、逆行くな」って。そして案の定、僕が逆に行ってから注意してくれます(笑い)。

 ◇「変わらない」ビジュアルの秘訣は

 --「season21」のビジュアルが公開された際は、お二人の外見の「変わらなさ」にSNSで驚きの声が上がっていました。体形キープのために、運動などをされているのでしょうか。

 寺脇さん:運動は毎日しています。ただジムに行くのが苦手なので、専ら公園でしています。今は早歩きで1時間ほど歩き、公園で筋トレとダッシュを繰り返すというメニューを計2時間半ぐらい毎日行っています。これは今作のためというよりも、ずっとやっていることなんですけどね。

 水谷さん:僕はあるときから運動はやめました。トレーナーから「水谷さんはそれ以上体をいじめなくてもいい、生活できるだけの筋力があれば大丈夫」と言われて、それが妙に気に入ったので(笑い)。ただ、足だけは衰えないように、エレベーターを使わずに階段を使うとかは日常的に意識しています。

 寺脇さん:水谷さんは生まれ持ったすごい筋肉がありますから。昔、テレビで見ていたとき、すごい印象に残っていることがあって。結構長い土手を水谷さんがケガするくらいの勢いで転げ落ちるシーンがあり、この人はスタントを使わずに何をやっているんだ、と衝撃を受けたのを覚えています。笑いながらすげーって感動していました(笑い)。

 水谷さん:(筋肉は)もらいものなので、自慢できないのですが(笑い)。

 ◇「亀山薫再登場」というイメージはずっとありました

 --「相棒」では薫が特命係を去った後、度々、右京の回想で登場していましたが、水谷さんはこの14年間、寺脇さんのことを思うときはありましたか。

 水谷さん:そうですね。やっぱり今こういう仕事しているな、と意識はしていましたね。常に気になる存在でした。

 --やはり寺脇さんの復帰を望んでいた?

 水谷さん:僕の中で「相棒」がもうそろそろ終わりに向かってきたなって感じるとき「亀山薫再登場」というイメージはずっとありました。でもおかげさまで、「相棒」はなかなか終わらなかったんですよね(笑い)。14年間……思った以上に時間がかかっちゃった。

 --では、もうすぐ「相棒」が終わるということ?

 水谷さん:物語である以上、「相棒」も常に終わりに向かっています。でも正直なところ、僕にも終わりが見えません(笑い)。

 ※スタイリスト:斎藤真喜子 ヘアメーク:WEST FURIE 浅見順子

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