舞いあがれ!:人力飛行機への熱い思い、友情に努力 少年マンガのような「なにわバードマン」の物語

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の場面カット (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の場面カット (C)NHK

 福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)。公式サイトや公式ツイッターなどで公開された第6週「スワン号の奇跡」(11月7~11日)の予告映像では、いよいよ舞(福原さん)が人力飛行機の記録飛行に挑む姿が映し出されている。そんな舞を支える「なにわバードマン」メンバーもなかなかのキャラクターぞろい。視聴者の反響と共に、彼らの活躍を振り返る。

 ◇しゃべらなかった空さんの思いに“グッ”

 「なにわバードマン」の部員は舞を含めて11人。設計担当の刈谷博文(高杉真宙さん)、パイロットの由良冬子(吉谷彩子さん)、部長の鶴田葵(足立英さん)のほか、玉本淳(細川岳さん)、佐伯功(トラウデン都仁さん)、日下部祐樹(森田大鼓さん)、渥美士郎(松尾鯉太郎さん)、西浦和重(永沼伊久也さん)、空山樹(新名基浩さん)、藤谷翼(山形匠さん)が所属する。

 第19回では、サークルの飲み会が描かれ、酔っ払った3年生の玉本が鶴田と由良をくっつけようとするも、見かねた2年生の佐伯が「なんですぐくっつけようとするんですか。人の恋愛で潤わんといてください」と諭すシーンが登場。リアルな飲み会風景の中、佐伯が放った「人の恋愛で潤わんといてください」に視聴者が反応し、SNSでは「いろんな人に刺さる言葉」「名言きた」といった声が上がった。

 第20回では、それまでしゃべらなかった“空先輩”こと空山が、「こんスワン号が僕が触る最後の人力飛行機」と舞にスワン号への思いを吐露する場面があった。3年留年し、“永遠の3回生”と呼ばれる空山だが「ここは僕の居場所やったっちゃけど、もう卒業して地元の宮崎に帰らんといかん」と明かし、「きれいやとよ。飛行機が空を飛ぶとき、長い翼(よく)がしなって、本当にきれいやと。僕はスワン号が飛ぶところを見たいとよ」と語り、舞の目に涙が……。

 “空先輩”の思いに視聴者は「空さんの思いが言葉になってあふれ出る。涙で出てきた」「ここで永遠の3回生先輩にしゃべらせることで効かせてくるのか…。グッとくるな~」と感動の声を寄せた。

 ◇「玉本・刈谷・鶴田劇場」に涙 舞を気遣う1回生の絆も

 第22回では、3回生の鶴田、玉本、刈谷の“胸熱”なやり取りも話題に。記録飛行でスワン号が落下し、由良はけがを負い、サークルを離れていた刈谷。それでも、部員たちは舞をパイロットにして、もう一度スワン号を飛ばすことを諦めていなかった。

 舞の体に合わせて、スワン号に手を加えようとしていた玉本を怒鳴りつける刈谷。玉本も「お前から見たら素人やろうけど、1回生の時から勉強してたんや。お前がいつやめるかわからへんからな」と言い返すが、それと同時に「俺の設計でも岩倉(舞)は飛べるはずや。けど、それは理論上のことや。確実に記録狙うんやったらお前の設計やないとあかん」と刈谷の実力を素直に認める。

 これまでにも、サークルを辞めた刈谷を連れ戻して経験のある鶴田は、そこで「刈谷、戻ってきてくれ!」と熱い思いをぶつける。2人の熱意もあり刈谷は「お前は、何回俺を連れ戻せば気が済むとや。1日たい! 1日で描き直すけん。スワン号をど素人のパイロットでも記録作れる飛行機にしちゃる!」とサークル復帰を宣言。SNSには「部室での『玉本・刈谷・鶴田劇場』に涙。お互いを認めているからこそですね」といった感想も書き込まれた。

 第24回では、舞のトレーニングを見守っていた同期の日下部と藤谷が動く。日下部は先輩の渥美に「このフェアリング、空気の流れ変えた方がええんちゃいます? もっと、空気を循環させて、涼しくしたら岩倉が楽になると思うんです」と提案。藤谷も「俺も、作り直したいです」と続くと、渥美は「分かった!」と許可。渥美も含め、3人の舞を思う姿に、サークル全体が笑顔に包まれた。

 また、第23回ではトレーニングで疲れ果て、授業中に居眠りしていた舞が、問題を当てられそうになると、日下部が代わりに答えて、すかさずフォロー。そして、舞が記録飛行にチャレンジした第25回では、最後にスワン号の扉を閉じたのは日下部と藤谷の2人で、「頑張れ」「楽しんで」とエールを送り、1回生の3人の間にも確かな絆が結ばれていることが分かる場面となった。

 熱い友情や努力など、まさに「少年マンガのような展開」とも言える「なにわバードマン」の物語。ついに迫った記録飛行本番の日、どのような結末になろうとも、視聴者を熱い気持ちにさせてくれることを期待せずにはいられない。

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