セブンルール:「生きてさえいてくれれば私たちが何とかする」 月9「PICU」医療監修の小児外科医に密着

12月13日放送の「セブンルール」に出演する渡邉佳子さん=カンテレ提供
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12月13日放送の「セブンルール」に出演する渡邉佳子さん=カンテレ提供

 「今、最も見たい女性」を、七つのルールからひもとくドキュメントバラエティー番組「セブンルール」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後11時)。12月13日の放送では、杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)の小児外科医・渡邉佳子さんに密着。予告映像で渡邉さんは「生きてさえいてくれれば私たちが何とかする」と語っている。

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 年間200件以上の手術をこなす「スーパードクター」。大人にはない特別な疾患が多く、専門知識と技術が必要とされる小児外科医は、なり手が少ない。その中で渡邉さんは、これまでに数千人の子供たちを救ってきた。

 大学病院での診療のほか、たんの吸引や人工呼吸器が日常的に必要な「医療的ケア児」のため、5年前から月に2回、訪問診療を実施。重度の障害を抱える9歳女児の自宅では、呼吸をしやすくする管や、胃に栄養を送るためのチューブを交換する。病と闘っているのは、当事者の子供だけではなく、家族や周囲の人間も心を痛める。そうした家族の心のケアもするのが、渡邉さんの目指す医療だ。

 医療監修者としてテレビドラマにも携わる。放送中のフジテレビ系“月9”ドラマ「PICU 小児集中治療室」(月曜午後9時)の医療監修を担当し、ドラマと現実の橋渡しをしている。渡邉さんは「頑張って病気と闘っている子供たちがいるということ、それに向き合っている医者がいるということ」としたうえで、医療監修をする際の信念を番組で伝えるつもりだ。

 母親の病気をきっかけに医師を目指し、小児外科医になった。医師としてのリアルな日常だけでなく、緊張の日々を緩めてくれる仲間たちとのひとときも紹介する。

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