どうする家康:音尾琢真、演じる家臣・鳥居元忠は「愛すべきおばかさん」 「一番大きな声で愚痴をこぼす」キャラ

2023年の大河ドラマ「どうする家康」の名古屋での会見に登場した音尾琢真さん
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2023年の大河ドラマ「どうする家康」の名古屋での会見に登場した音尾琢真さん

 俳優の音尾琢真さんが12月13日、NHK名古屋放送局(名古屋市中区)で行われた松本潤さん主演の2023年のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の会見に出席した。音尾さんが演じる鳥居元忠は、徳川家臣団の一人で、キャッチコピーは「徳川ラブ。明るく熱い忠義者」。音尾さんは元忠について、「未成熟な家臣たちの中でも鳥居元忠は特に未成熟で、可愛らしい。愛すべきおばかさんという感じ」と表現し、「直情的で怒るところは怒って、一番大きな声でいちいち愚痴をこぼしているキャラクター」として演じていることを明かした。

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 また松本さん演じる家康と、「ずっと一緒にいることで殿(家康)と同じ目線で物事を見ることができて、殿のできない、嫌だという気持ちを理解してあげられる立ち位置で、そばで寄り添って支えているのではないかと思っています」と役を解釈していると語った。

 音尾さんは、主演の松本さんについて「とても尊敬します」といい、「これだけの輝きを発することができるのは日本の中で何人もいない」と表現。「作品のど真ん中で徳川家康の役ができるのは松本潤さんだから。そんな人に夢を乗せて、一緒に手伝いたいと思うのは、役柄と共通するものがあります」と語った。

 現場では、座長として共演者やスタッフの様子を気遣う松本さんの姿がよく見られたといい、音尾さんは「待ち時間に近くにきて話しかけてくれて、『食べ物は何が好き?』『おいしいお店知ってますよ! 行きましょうか?』と言ってくれて、みんなが仲良くなることを率先しよう、スタッフを団結させようという気持ちが強くある方です」と語り、家臣を演じる俳優たちと「殿はいろいろ見えちゃう人だから、サポートしていこう」と話していることを明かした。

 制作統括の村山峻平さんは、「なんとか生き抜け。」というキャッチコピーについて「家康の人生の転機や選択がドラマチックであり、その瞬間の判断や悩みは難しい時代に生きている我々へのメッセージと重なる部分がある」と説明した。会見には家康を支える家臣団の一員、大久保忠世を演じる俳優の小手伸也さんも出席した。

 「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。2023年1月8日スタートで、初回は15分拡大版。

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