星降る夜に:幸せの基準とは “鈴”吉高由里子の問いかけに視聴者「胸に突き刺さった」(ネタバレあり)

連続ドラマ「星降る夜に」第2話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「星降る夜に」第2話の一場面=テレビ朝日提供

 女優の吉高由里子さんが主演を務める連続ドラマ「星降る夜に」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の第2話が1月24日に放送された。吉高さん演じる雪宮鈴が、北村匠海さん演じる柊一星に投げかけた言葉が反響を呼んでいる。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、吉高さんが紫式部役で主演する2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の脚本を担当する大石静さんのオリジナル作品。孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴と、生まれつき耳の聞こえない25歳の遺品整理士・柊一星の10歳差の恋を描く。

 ある日、匿名の若い妊婦が「マロニエ産婦人科医院」に飛び込んできた。検診も受けず、母子手帳も持たないその女性は、そのまま緊急入院し出産。ところが、かたくなに赤ちゃんを抱かず「子どもなんていらない」と言い放つ。

 佐々木深夜(ディーン・フジオカさん)がなんとか赤ちゃんに愛情を持ってもらおうと必死で働きかけるが、若い母親の気持ちに変化は起こらない。やがて、母親は誰にも告げずに病院から逃げ出してしまう。

 高校生の頃に両親を事故で亡くした一星は「逃げた母親、捜そうよ」と鈴に訴える。しかし、鈴は「母親が帰ってきたところで幸せだって保証もない。まだ2日しか生きてないのに『かわいそうだ』とか『不幸だ』とか決めつけられるのは、なんかおかしい気がする」と反論する。

 自分の生い立ちを基準に人の幸せを測ろうとする一星に、鈴は「私から見た一星は、自由で、自信満々で、『(遺品整理の)ポラリス』のエースで、頼んでもない遺品届けてくれるくらいおせっかいで、うらやましいくらい魅力的な人生だと思うけど」と語りかける。

 一星は首を横に振り「ありがとう。その赤ん坊がめちゃめちゃハッピーに生きますように。その赤ん坊に俺を見習うように言っとけ」と前を向いた。

 SNSでは「鈴の言葉が胸に突き刺さった」「かわいそうって他人が決めつけるものじゃないよね」「きっと一星はたくさん『かわいそう』って言われて生きてきたんだろうな。鈴先生の言葉に救われてよかった」「何気なく『かわいそう』って使ってたけど、鈴の言葉にハッとさせられた」「確かに。一星にかわいそうは不釣り合い」といった声が広がった。

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