うんたろう たびものがたり：映画「せかいのおきく」の“うんち”キャラが絵本、アニメに　うんたろう役に種崎敦美

　映画「せかいのおきく」（阪本順治監督、4月28日公開）から生まれたキャラクターの“うんち”の「うんたろう」を題材にした4、5歳～小学生向けの絵本「うんたろう たびものがたり」（世界文化社）が、4月12日に発売されることが分かった。“うんち”を通して循環型社会を楽しく親子で学べる絵本で「ぱかっ」「くるっ」「ぞぞぞ」などの絵本作家・森あさ子さんが作、絵を担当する。絵本がアニメ化されることも発表された。

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　アニメは「ねこねこ日本史」の河村友宏さんが監督を務め、ACCA、ジョーカーフィルムズが制作する。声優として種崎敦美さん、山口勝平さん、大森日雅さん、落合福嗣さん、小林ゆうさんが出演する。種崎さんが主人公・うんたろうを演じるほか、山口さんがハエのパエパ、大森さんがうんすけ、落合さんがうんぞう、小林さんがキモノンをそれぞれ演じる。

　種崎さんは「うんたろうはもちろん、パエパもほかのキャラクターたちも、みんな表情豊かで本当に可愛くて。アフレコ中はまるで絵本の世界にいるような気分で、とても楽しく収録させていただきました！　わくわく、ドキドキのすてきな旅、うんたろうといっしょに楽しんでいただけたらうれしいです……！　どうぞよろしくお願いいたします！」とコメントを寄せている。

　山口さんは「今回、の～んびりほのぼの、うんたろうと一緒に旅する、ハエのパエパ役で参加させていただきました。自分はどこへ行くのかな？　何になれるのかな？　急ぐ事はないんだなあ。ゆっくりゆ～っくり見つければいいんだなあ、と思える作品でした」と話している。

　「うんたろう たびものがたり」は、江戸時代の長屋のかわや（トイレ）で生まれたうんちのうんたろうが、外の世界で仲間のうんちたちとはぐれてしまい、ハエのパエパと一緒に仲間を探す旅に出る……というストーリー。うんちが肥料や野菜へと姿を変えていく“循環システム”の知恵、価値を伝える。