内海賢二さん：生前の声をAIで再現　夏目漱石、宮沢賢治の名作を朗読

　アニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」の則巻千兵衛役、「北斗の拳」のラオウ役などで知られる故・内海賢二さんの生前の声がAIで再現されることが分かった。内海さんの声を再現したAI音声が夏目漱石、宮沢賢治の名作文学を朗読する、朗読音声付き電子書籍「YOMIBITO Plus（ヨミビト・プラス）」（ソニー・ミュージックエンタテインメント）が3月29日に配信をスタートした。

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　「YOMIBITO Plus」は、名作文学をAI音声による朗読とテキストで同時に楽しめる電子書籍シリーズで、内海さんの声を生前の音源をもとにAI音声で再現した。夏目漱石の「吾輩は猫である（一）」「坊っちゃん（一）」、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のそれぞれの冒頭を朗読した音声が収録される。

　「YOMIBITO Plus」では、声優の小西克幸さん、梅田修一朗さんのAI音声をそれぞれ収録した「羅生門【小西克幸（AI音声）：朗読音声付き】」「走れメロス【梅田修一朗（AI音声）：朗読音声付き】」も配信を開始した。

　価格は無料。電子書籍ストア「Reader Store」で2024年3月28日まで配信される。