新婚さんいらっしゃい!:年の差16歳の天王寺動物園の職員カップル コウテイペンギン似の夫、ウサギ似の妻の恋路にクマが

「新婚さんいらっしゃい!」の一場面=ABCテレビ提供
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「新婚さんいらっしゃい!」の一場面=ABCテレビ提供

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。2人のMC就任1周年となる4月2日放送に合わせ、観覧席はステージを取り囲む劇場型にリニューアル。100人の観覧客の盛大な拍手に迎えられて、年の差16歳という大阪の夫婦が登場する。

ウナギノボリ

 夫婦は、ともに開園108年の歴史を誇る天王寺動物園の職員。飼育員として働く夫は、小さい頃から両親と「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)へ遊びによく行っていた。事務員の妻も、子供の頃からペンギンが大好き過ぎて、研究のために大阪から北海道の大学に進学したほど。お互いの動物好きが高じて、今の職場で出会うことになった。

 しかし、意外にも動物園の飼育員と事務員は、ほぼ接点がない。ある日、妻が所用で初めて飼育員のスタッフルームへ入室した時、出勤していた夫と出会う。大柄で丸々とした風貌を一目見て、大好きな「コウテイペンギンみたい」と好印象を持った。夫も妻が“ドンピシャ”のタイプで、彼女の垂れた前髪が「天王寺動物園のウサギのトトちゃんにそっくり」とテンション爆上がり。思わず「めっちゃ可愛いやん!」という心の声が出てしまったという。

 お互い好印象をもった2人。その後、クマのグッズの製作担当となった妻は、クマの写真が急ぎ必要となった。その時、頭に浮かんだのがコウテイペンギンのような夫の顔。きっと良い写真を撮ってくれると期待し、撮影をお願いすると、「飼育員の俺にしか撮れない写真を撮ったる。任せとけ!」と心強い返事が返ってきた。

 ところが、実はこれは夫の盛大な“カッコつけ”。彼女の連絡先を聞きたい一心で二つ返事をしたものの、これまでクマの接写写真を撮ったことなど一度もなかった。「俺の将来かかってんねん、頼む……」と念じながら臨んだ、“コウテイペンギン対クマ”決死の超接近撮影会の結末が明かされる。

 その後も妻は夫のカッコつけエピソードを次々と暴露すると、MCもスタジオも大盛り上がり。夫がどんどん赤面する中、最終的に妻がある話を打ち明ける。それは「夫はこれまで散々カッコつけてきたにもかかわらず、プロポーズはまだされていない」という不満だった。

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