大奥:男女逆転の世界も「堂々とした歴史ドラマ」 ギャラクシー賞月間賞受賞

「ドラマ10『大奥』」のキービジュアル (C)NHK
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「ドラマ10『大奥』」のキービジュアル (C)NHK

 よしながふみさんの人気マンガを実写化し、1月期にNHKの「ドラマ10」枠(総合、火曜午後10時)で放送された「大奥」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の2023年3月度月間賞を受賞したことが明らかになった。

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 「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代、将軍職は女性へと引き継がれ、大奥は「美男3000人」と称される男の世界に……というパラレルワールドが舞台の時代劇。“Season2”が制作され、今年秋にスタートすることが決定している。

 放送批評懇談会は、「将軍が女性で、大奥が種付けの男性の世界という奇想天外な設定にもかかわらず、史実をしっかりと踏まえた原作を忠実に再現して堂々とした歴史ドラマ」と作品を評価し、「それぞれの登場人物の性格が丁寧に描かれ、それぞれの『覚悟』を貫くところがさわやか。さまざまな形の情愛あふれた世界を作り上げて堪能させてくれた」と選出理由を明かしている。

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