伊藤沙莉:ゴールデン帯ドラマ初主演 執行官・織田裕二とコンビ 中島健人も出演「シッコウ!!」

7月期の連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」のビジュアル=テレビ朝日提供
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7月期の連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」のビジュアル=テレビ朝日提供

 俳優の伊藤沙莉さんが、7月期の連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(テレビ朝日系、火曜午後9時)でゴールデン帯(午後7~10時)ドラマ初主演を務めることが4月28日、分かった。共演は、同局のドラマ初出演の織田裕二さん、人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さん。NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(2021年)や、連続テレビ小説「あさが来た」(2015年度下期)の大森美香さんが脚本を担当する。

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 ドラマは、強制執行によって金品、不動産などの財産を差し押さえたり、没収したりする国家公務員「執行官」がテーマ。ある事情から執行官の世界に飛び込んだ主人公が“犬担当”の執行補助者として、さまざまな事件や人々と関わり、人生のリスタートを目撃していくストーリー。

 「犬にものすごく好かれる」執行補助者の吉野ひかりを伊藤さんが演じる。織田さんは、犬だけは大の苦手な執行官の小原樹、中島さんは、小原たちが籍を置く執行官室の事務員・栗橋祐介を演じる。

 ◇伊藤沙莉さんコメント

 企画書をいただいた時に、私は初めて、執行官という職業を知りました。きっとそういう方はたくさんいらっしゃるのではないかと思うので、そこに焦点を当ててドラマを作るというのはとても新しいです。執行官がどういうお仕事なのかということを知りつつ、そこにまつわるドラマが展開していくのは、とても面白いと思いました。

 織田裕二さんは、私にとって「テレビで見ていた方」だったので、スター感を抱いていて、お会いするまですごく緊張していたんです。「怒られたらどうしよう……」なんて思っていましたが、本読みの日に初めてお会いして、全てが覆りました(笑い)! こんなに気さくでライトに話してくださる方なんだ! って、一気に緊張が解けて、現場に入るのが楽しみになりました。

 このドラマには犬がたくさん出てきますが、みんな本当にお芝居が上手。織田さんが演じる小原さんは「犬が怖い」という役ですが、そんな織田さんのお芝居と、それに対する犬たちの化学反応みたいなのも素晴らしいことになっていて、織田さんと犬が共鳴し合っている様子が面白いと思いながら、いつも見ているんです。

 執行官という耳慣れない職業で、法律に関するドラマ、と聞くとちょっと堅く感じられる方も多いかもしれません。すごく楽しく描かれていますし、どの登場人物もキャラが濃い! 見ていて全く飽きないドラマだと思いますので、ヒューマン的な部分、ラブの部分なども含めて楽しんでいただけたらと思います。

 ◇中島健人さんコメント

 執行官と聞いたときは、まず「なんぞや」と思いました。執行という言葉になじみはありませんでしたが、切れ味があってかっこよさそうなので、そこに織田裕二さんのお名前がキャスティングされているのを見て、「どういう役かはわからないけど、きっと合うだろうな」と確信しました。同時に、僕と(伊藤)沙莉はどういうポジションなんだろう、と悩みました(笑い)。

 僕も織田さんと言えば、(「踊る大捜査線」の)青島刑事のイメージでしたし、これまでに本当にたくさんの作品を拝見してきていたので「え、その織田さんとこれから一緒にお芝居をするの……?」と、不思議な気持ちでした。現場では、役者としての大切なことだったり、お芝居に関してのアドバイスだったり、いろんなお話をしてくださって、撮影中ずっとドキドキしていました(笑い)!

 これまでドラマ、映画などで取り扱ったことのない執行官というものを題材にした新しい作品です。法律的なこともそうですが、いろんな形の愛、人と人とのつながりを、執行官を通して知ることができますので、ぜひこの夏を楽しみにしていただけたらと思います。

 ◇織田裕二さんコメント

 執行官って簡単に言ってしまうと「裁判で判決が下っているのに、お金を払ってもらえない、退去してもらえないなど、進行しない事柄に対して執行をする」司法の最後の砦(とりで)なんですよね。なのに、国家公務員なのにもかかわらず、出来高制なんです。「そんな国家公務員いるの!?」と正直驚きました。

 (伊藤)沙莉ちゃんとも中島(健人)君とも今回が初共演でした。沙莉ちゃんはいろいろな作品に出ているのを見て上手だなあと思っていましたが、実際にお会いしたらとても可愛らしい方。中島くんはこれからますます楽しみな俳優さんだと思いました。

 タイトルにもある通り、このドラマには犬がたくさん出てくるのですが、どの子たちもすごくいい子でちゃんとお芝居をしているんです。思わず切なくなってしまったようなシーンも多々ありました。ストーリーは毎話完結に近いですし、多彩なゲストもいらっしゃるので、皆さん、どうぞお見逃しなく!

 ◇大森美香さんコメント

 一昨年、幕末期からの日本を描く大河ドラマの脚本を書かせていただいた後、猛烈に今の日本を知りたくなり「次に描くなら令和の今を切り取れるような作品を!」と願ってプロデューサーさんたちといろんな職業を探していた中で知ったのが、執行官というお仕事です。裁判所職員でありながら常に現場に立ち、現状に行き詰まり動けなくなっている人々と向き合う執行官。その職業に、法律や裁判所とは無縁だった犬好きの主人公・ひかりさんが出会います。

 戦争や紛争が続き、日常的にミサイルが飛んできて、油断ならない昨今ですが、ご覧いただく皆さんに「あしたも一歩踏み出そう」と思っていただけるパワーやワクワクを少しでも、お届けできればと心から願っています。伊藤沙莉さん、中島健人さん、織田裕二さん(お三方ともご一緒するのは初めて!)をはじめとして、キャスト&スタッフ一丸となって制作しております。どうぞご期待ください!

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