海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の赤楚衛二さんが、7月期の日本テレビ系“水曜ドラマ”「こっち向いてよ向井くん」(水曜午後10時)で主演することが5月8日、明らかになった。赤楚さんがゴールデン、プライム帯(午後7~11時)の連続ドラマで主演するのは初めて。同枠のドラマでは「世界一難しい恋」の大野智さん以来7年ぶりの男性単独主演となる。
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原作は、ねむようこさんがマンガ誌「FEEL YOUNG」で連載中の同名マンガ。昨年「第13回ananマンガ大賞準大賞」を受賞した。赤楚さんが演じる、東京都内のTシャツメーカーで働く33歳の会社員・向井悟は、雰囲気よし、性格よし、仕事もできる、いい男。ふと気づけば10年恋をしていなかった向井は、「前の彼女と別れたころは余裕もなかったし、頼りがいもなかっただろうけど、今の俺なら……!」と久しぶりに恋をしようと試みる。だが、全力を尽くすものの恋がまったく始まらない。恋をあきらめ切れない“恋愛迷子”たちのラブストーリーとなる。
ドラマ化にあたって、原作のねむようこさんは「ある日深夜のラジオでパーソナリティーの男性が赤裸々に失恋の話をしていました。仕事では成功してどこからどう見ても立派な大人の35歳男性。なのに恋となるとこんなにぶざまなのかと、なんだかおかしくていとおしくて、次のマンガの主人公はこんな感じの男の人にしようと思いました」と発想の原点を語り、「あの日の思いつきが今こんなところまでたどり着いて、ただただ恐縮しています」と話している。
赤楚さんは、向井のキャラクターについて「今回僕が演じさせていただく主人公の向井くんは、仕事もある程度キャリアを重ねていて、近くにいたらすごく頼りがいもあって、相談に乗ってくれそうないい人。でも10年ぶりに恋愛をしてみると相手からは『優しいけど、この優しさはなんかちょっと違うな?』って思われちゃう、恋愛において迷子になってしまっている男の人です」と評する。
続けて、「僕も含めて、男性はみんなどこかに向井くん的な部分があるんじゃないかなと思います」といい、「この物語は男性である向井くん目線のラブストーリーですが、もちろん女性から見ても『こういう男の人いるよね』と思い当たったり、ちょっとしたせりふがリアルでグサッと刺さったり、性別を問わず楽しめる作品になっています。これから発表になっていくすてきなヒロインの皆さんに向井くんがどう翻弄(ほんろう)されていくのか、僕自身も演じるのが楽しみです」と意気込みを語る。
自身も「向井くん男子」だという同局の鈴木将大プロデューサーは、、「『人と向き合う』ことの面倒くささや楽しさ、そして向井くんの成長を描きます。くるくる変わる表情でお芝居をされる赤楚衛二さんは僕の中で向井くんそのもので、『ぜひ! 向井くんとしてもがいてください』とオファーさせていただきました。女性主人公が多かった水曜ドラマで赤楚さんがどんな向井くんを演じてくれるのか、今からとても楽しみです!」と期待を寄せている。
原作のコミックス第1巻の表紙を再現した、後ろから呼びかけられて振り向く向井くん(赤楚さん)の頬に女性の指がささったビジュアルも公開された。
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