松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「真・三方ヶ原合戦」が5月14日に放送され、波岡一喜さん演じる本多忠真の最期が描かれた。
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三方ヶ原で武田軍の待ち伏せに遭い、徳川軍が総崩れになる中、おいの本多忠勝(平八郎、山田裕貴さん)らを救い、自らは戦場に散った忠真。波岡さんは「史実を調べる中で、しんがりを務め、地に旗をさして『ここから先は行かせん』と戦い、散っていく……というエピソードがあると知り、猛々しい面を出せたらと思って収録に臨みました。でも、実際は難しかったです」と振り返る。
忠勝との別れのシーンでは、「『行け、平八郎!』と言うけれど、忠勝ともう二度と会えないことも分かっていたと思うんですよね。我が子のように育ててきた忠勝との別れだと思うと冷静にはいられず、思わず気持ちがあふれ出てしまいました」と告白。
「本番前は『感情を抑えようおさえよう』と思っていたのですが、最終的には『素直に感じたままいこう』と腹をくくって臨みました。本番では、忠真のそばを離れようとしない忠勝を忠真が殴り、殿のもとに行かせようとする。戦では傷一つ付いたことがない忠勝に、そこで初めて傷がつく……というパターンも撮りました。もともと台本にはなかったのですが、(山田)裕貴と話し合って、使われるかどうかは別としてやりたいねとなり、トライしたのを覚えています」と話した。
忠真と忠勝の関係性については、「忠真は、忠勝のことを本当の息子のように思っていたと思いますし、愛(いと)おしく愛すべき存在です。数々の戦の中で、忠真は何度も忠勝の命を救ってきたし、史実には残っていないですけど、きっと逆に助けてもらうこともあっただろうと思うので、一心同体ですよね」と考えを明かす。
「そして、山田裕貴君とは映画『闇金ドッグス』(2016年)ぶりの共演ですが、彼はいい意味で変わらない人です。当時と、ますます多忙な今とでは環境も大きく変わったと思いますが、とにかくいつも謙虚。常に芝居と真っすぐ向き合う姿勢は変わらないですね。まだ若いのに、ご一緒して僕自身も勉強になりました。 僕も裕貴のことが大好きだし、家臣団のみんなも、彼のことが大好きだと思います。お芝居する上でも、昔から知っているからこそ気を使わずに遠慮なくぶつかっていけましたし、 お互いこう演じてみたいというのがあればすぐ相談し合って、建設的な話もできました。忠真と忠勝のようにいい関係性だと思っていますし、忠勝が裕貴で本当に良かったなと思います」と語った。
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