タモリ:「褒められ始めてちょっと気持ち悪い」 ギャラクシー賞60周年記念賞に照れ笑い

第60回ギャラクシー賞贈賞式に登壇したタモリさん
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第60回ギャラクシー賞贈賞式に登壇したタモリさん

 タレントのタモリさんが5月31日、東京都内で開催された贈賞式に出席。放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第60回ギャラクシー賞」(主催:放送批評懇談会)で放送批評懇談会60周年記念賞に選出されたタモリさんは、「この世界での活動のほぼ半分が非難の歴史。最初に『テレビでサングラスをかけるな』から始まり、ブリーフ1枚でイグアナやるなど非難は当然」と口にし、「“作品”として(の受賞)なら私一人の力ではないけど、今回は『おまえがよくやったぞ』ということだから意味がちょっと違う。ようやく褒められ始めて、ちょっと気持ち悪く思っています(笑い)」と照れつつの軽妙なトークで会場を笑わせていた。

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 受賞の心境を聞かれると、タモリさんは「式場に来て、だんだんと事の重大さに気づきました。60周年の節目に、私が受賞していいのかと。大変な方々が受賞しているので光栄に思っております」と恐縮し、批評性のある笑いが評価されたことについて、「過大評価です(笑い)」とニヤリ。「最近、過大評価に苦しんでおります。批評性はないけどひねくれていますから。それが出ているだけで批評性はない。それだけの力もないし、技術もないので。言っていただくのはありがたいけど過大評価です」と謙遜していた。

 「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。今回は、志賀信夫賞に岡崎栄さん、フロンティア賞に「FIFA ワールドカップ カタール 2022」生中継が選ばれた。

 贈賞式には、ラジオ部門のDJパーソナリティ賞に選ばれたTBSの安住紳一郎アナウンサー、マイベストTV賞グランプリに選出された「美しい彼」(シーズン2)でダブル主演を務めた萩原利久さんとダンス・ボーカルグループ「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の八木勇征さん、テレビ部門の個人賞を受賞した長澤まさみさんも出席。長澤さんへのサプライズゲストとして大根仁監督も駆けつけた。

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