全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)第22回「設楽原の戦い」が6月11日に放送された。同回では、信玄(阿部寛さん)の息子・勝頼(眞栄田郷敦さん)が、偉大な父を超えようと、徳川・織田連合軍との戦に打って出る様子が描かれた。
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第22回では、徳川・織田連合軍は長篠城の西・設楽原で武田軍と対峙(たいじ)。だが信長(岡田准一さん)は馬防柵を作るばかりで動こうとしない。しびれを切らした家康(松本さん)は、わずかな手勢で武田の背後から夜襲をかける危険な賭けに出る。
策は功を奏し、勝頼は攻めかかってくるが、信長はその瞬間を待っていた。3000丁の鉄砲が火を噴き、武田の騎馬隊は総崩れとなる……と展開した。
眞栄田さんは「史実から、勝頼に対して“信玄を超えられなかった無能な武将”というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、今作での描かれ方は少し違っていて。とにかく信玄を尊敬し、武田家に生まれたことに誇りを持っている。信玄に負けない頭の良さ、人を引きつける魅力があるし、若気の至りでつっぱしってしまう部分もありますが、偉大な父を超えるため、周りの誰よりも努力も重ねてきた人物なのだろうと台本を読んで感じました」と明かす。
「クランクイン前に勝頼や武田家について歴史も学び直しましたが、最後はやはり今回の脚本の中でどういうキャラクターにしていくか、どうしたらより面白くなるかという部分に重きを置いて役を構築していきました」と話すと、「勝頼は、軸として『武田信玄を超えたい』『武田家が天下を取る』と強く思っていて。勝頼のように父の後を継ぐということではありませんが、僕も同じ俳優の仕事をしている偉大な父(故・千葉真一さん)がいたので、気持ちの面で理解できる部分もありました」と告白。
「僕自身、日頃から感じているわけではありませんが、勝頼が信玄と比べられるように、僕のこともそういう目でご覧になる視聴者の方もいらっしゃるでしょうし。家のことを背負いつつ、でも 自分らしく生きようとする勝頼の思いには共感しました」と語った。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。
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