あまちゃん:第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」 夏ばっぱ、橋幸夫と再会 よしえ北三陸へ戻る 「潮騒のメモリー」リメーク決定

のんさん(左)と薬師丸ひろ子さん
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のんさん(左)と薬師丸ひろ子さん

 のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」(第115~120回)が、NHK・BSプレミアムで8月14~19日に再放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。

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 ◇第115回 若き日の夏は北三陸の“元祖アイドル”だった!

 第115回は 夏ばっぱ(宮本信子さん)が駅長の大吉(杉本哲太さん)と初めて東京へやってくる。「実は会いてえ男がいるのさ」といい、北三陸の体育館でリサイタルをした際に、19歳の夏(徳永さん)が花束を渡し、デュエットもした歌手の橋幸夫と会うことが目的だった。回想シーンでは17歳の勉さん(斎藤嘉樹さん)がそのリサイタルを見ており、「あれからしばらくの間、夏さんはこの界隈(北三陸)でアイドルだったでしょう」と振り返った。

 SNSでは「親子3代でアイドルだった。北三陸の元祖アイドルは夏ばっぱ!!」「時間軸が今度は夏ばっぱの乙女時代へ。そして突然の橋幸夫」「若かりしころの夏さん、可愛い! 歌うまい! 実は元祖だったのか」「夏さんからの『アイドル』的要素、DNAが脈々と受け継がれたことが分かる」といった声が上がった。

 ◇第116回 夏ばっぱが憧れの人、橋幸夫と再会&デュエット

 第116回では、夏ばっぱは憧れの人、橋幸夫に会う。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)が映画「潮騒のメモリー」で共演していたため、そのコネで会えたのだが、ひろ美は当時、舞台あいさつで橋幸夫の名前を間違えて「幸橋夫」と呼んでしまったことを思い出し、夏ばっぱに便乗して昔のことを水に流してもらおうとテレビ局の楽屋で引き合わせたのだった。

 橋幸夫は、ひろ美と共演したことを覚えておらず、ひろ美に「初めまして」とあいさつし、名前を「鈴木さん」と間違えて呼んだが、夏ばっぱの姿を見つけると、「なっちゃんだよね、北三陸の海女さんの」と声をかけ、体育館で一緒に歌ったことも覚えている様子だった。その後、無頼鮨に橋幸夫もやってきて、夏ばっぱと「いつでも夢を」をカラオケでデュエットした。

 SNSでは「『幸橋夫』というそっくりさんが橋幸夫として出演しているのかと思ってた」「橋幸夫いい人」と本人出演に驚く声とともに、その記憶力に「なんでー!?」「橋幸夫の記憶回路はどういう構造になってんだ!!」「(夏は)それほど強い印象だった。まさにアイドル」といった声も上がった。

 ◇第117回 母・よしえが北三陸に戻りユイが混乱 癒やしたのはアキと種市先輩の変顔

 第117回は、夏ばっぱが北三陸に戻る際、失踪していたよしえ(八木亜希子さん)を連れて帰り、ユイ(橋本愛さん)と対面した。よしえがスナック「梨明日」に入ると、ユイは「何帰って来てんの? 今さら」と混乱する。謝るよしえに「ごめんなさいで済むわけないじゃん! 私、高校やめたんだよ! 何もかもあきらめたんだよ!」と激しい口調で責めた。そこに父・功(平泉成さん)とヒロシ(小池徹平さん)もやって来て修羅場となる。店を飛び出したユイが携帯のメールを開くと、種市先輩(福士蒼汰さん)とアキの変顔画像が送られてきており、ユイはそれを見ながら泣き笑いしていた。

 SNSでは、「アキの変顔にユイちゃんと一緒に泣き笑いした朝」「変顔の救い」「へたな言葉をかけずに変顔写メを送るアキちゃん。優しい子……」「変顔を送りつけるのが遠くにいる友達ができる精いっぱいだけど、どんな言葉より強い」といったコメントが並んだ。

 ◇第118回 アキと種市先輩の変顔にユイが“変顔返し”

 第118回は、1年ぶりに北三陸に戻ってきたよしえのことが受け入れられず、修羅場となったスナック「梨明日」を飛び出したユイ。種市とアキから送られてきた変顔画像に泣き笑いしていた。一方、東京では「せっかく天野と付き合ったのに、顔を合わせるとユイの話ばっかりだ」という種市に、アキは「しゃあねえべ、ユイちゃんはおらたちのアイドルだもの」と冷静に答えると、2人にユイからメールが届く。ユイのこれまでに見たことがない変顔の画像が添付されており、アキは「すげえ、やっぱユイちゃん、かっけえよ!」と叫んだ。ユイのメールには「アキちゃん、逆回転してよ」とも書かれていた。

 SNSでは「変顔競争はユイちゃんの勝ち!?」「アキとユイの変顔、友情だな~」「なんていいドラマ。変顔だけで東京と北三陸の3人の心がつながる」と画像に対するコメントとともに、「あの状況で2人に最強の変顔を返すユイちゃんはかっけえ。からの『逆回転してよ』は泣く」と“逆回転”のワードに反応した声もあった。

 ◇第119回 「潮騒のメモリー」リメーク決定 鈴鹿ひろ美、影武者「最初から知っていた」?

 第119回は、“太巻”こと荒巻太一(古田新太さん)が企画した“太巻映画際”で鈴鹿ひろ美のデビュー映画「潮騒のメモリー」をリメークすることになった。出演依頼を受けたひろ美は、主題歌について「今回は誰は歌うんですか?」と尋ねる場面があった。ひろ美は映画製作と出演を承諾しつつ、「ただし、一つだけ条件を出させて。ヒロインはオーディションで決めましょう」と伝え、太巻は渋々「いいでしょう」とその話を受け入れた。

 SNSでは、「鈴鹿さん何もかも知ってる!?」「春子(小泉今日子さん)が影武者だったこと知ってたってこと?」「鈴鹿さん最初から知っていた説浮上」「知ってたのか否か、どっちなんだ」「どっちとも取れるヒリヒリしたせりふ」といったコメントが並んだ。

 ◇第120回 アキに「潮騒のメモリー」吹き替え要員の打診 きっぱり断る水口だったが

 第120回は、映画「潮騒のメモリー」のオーディションが始まり、応募したアキに主演の吹き替え要員にならないかと打診されたマネジャーの水口(松田龍平さん)が「お断りします!」と怒りを含んだ口調で返答する場面があった。

 その後、太巻が現れ、水口に主演オーディションはアキにチャンスを与えるためにひろ美が考えたことだと伝える。太巻は「落ち着かないんだよ。鈴鹿さんが天野を可愛がっているのを見ると」「まるで罪滅ぼししているみたいで」と吐露。ひろ美は影武者の歌手がいたことに気づいており、知っててだまされたフリを26年も続けているのではないかといい、「罪滅ぼしなんかしなくていいんだよ、悪いのは全部俺なんだから」と語る。

 SNSでは「ミズタク怒る」「お断りしますと怒るのマジでカッコいいよ水口」「キレミズタク」「アキに吹き替え要員は絶対にだめ」といった声が上がった。また、同回のラストで夏ばっぱが作業小屋で倒れている場面があり、心配する声もあった。

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