ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第25週「おらたち、いつでも夢を」(第145~150回)が、NHK・BSプレミアムで9月18~23日に再放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。
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第145回は、水口(松田龍平さん)が北三陸に事務所の「岩手北三陸支社長」として戻ってきた。ユイ(橋本愛さん)は水口から「潮騒のメモリーズ」を復活させようと持ちかけられそうになると拒絶し、心を閉ざす。アキ(のんさん)もユイのやる気を引き出そうとするが、ユイの「張り合いのない」状態に少し憤慨した様子で「やるよ、おら、お座敷列車。ユイちゃんがやらなくても安部ちゃんと2人でもやるよ!」と気炎を上げる。そして、「あんた方にとっては懐かしい思い出かもしんねえけど、おらにとっては大事なスタート地点だ。海女カフェ復活に向けて大事なチャンスだ、真剣にやってもらわねえど困るんだ!」と、以前のユイのように吠えた。
SNSでは「アキパワー炸裂(さくれつ)!!」「ユイのたんかが口からついて出てきて戸惑うアキ」「真剣にやってくれなきゃ困るんだ!ってユイのせりふ、アキが3年かけて吠えてる」「過去のユイの言葉……こんな形でよみがえるなんて!」といった声が上がった。
また、水口が勉さん(塩見三省さん)の琥珀(こはく)掘りに再度弟子入りする場面もあり、話題になった。
第146回では、北三陸にGMTがやってきた。北三陸の面々は浮き足立ち、メンバーにむちゃぶりして盛り上がる。その間ずっとツンケンしていたユイ。GMT一行が帰ると「あのレベルでテレビとか出られるの」と毒を吐き始める。ユイは「(アキとユイの)潮騒のメモリーズの方がよっぽど可能性あるよ」といい、アキは「じゃあやろうよ」と口車に乗せようとする。「でもさあー」と言い続けるユイに皆が「やりなよ」と発破をかけ、最後に兄のヒロシ(小池徹平さん)から「やれよ!」と強い口調で言われ、ついに「やるよ!」と答える。それを聞いて、勉さんは「やったー!」と歓喜の声を上げた。アキは「めんどくさいユイちゃん、おかえり」と声をかけた。
SNSでは、「ユイちゃーん、おかえりー」「ユイちゃんがユイちゃんに戻ってくれて感無量」「アイドル魂に火がつき復活」「ユイとアキって最高だな!!」「ユイの腹黒さやめんどくささをいとおしく思わせる台本がほんと素晴らしいと思うな」「腹黒ユイ再発動!」といったコメントが続々と上がった。
第147回は、震災後、スランプに陥っていた鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)は「鈴鹿ひろ美チャリティーリサイタルIN東北」を開きたいと社長の春子(小泉今日子さん)に打ち明ける。ひろ美の歌の実力を不安視した春子(小泉今日子さん)は、歌以外の方法を提案し、やんわり歌を避けようとする。
ひろ美は「音痴だし」と自虐し、「ずっと戦っているんです。自分の移ろいやすい音程と」といい、「逃げるのはもう嫌なんです。へたでもいい、不完全でもいい、自分の声で歌って笑顔を届けたい。ずっとコンプレックスだった移ろいやすい音程を私なりに克服したい」と訴える。昨年夏からボイストレーナーについてレッスンしているというが、成果が上がっていないことから、春子は代わりに「私が歌唱指導します。鈴鹿さんの」と進言。リサイタルを「やりましょう!」と決断した。
SNSでは、「移ろいやすい音程ってもっと昔から使われてたのかと思ったら、あまちゃんからだったか~」「移ろいやすい音程って、鈴鹿ひろ美のせりふだったんだ」「ほんといいフレーズ思いつくよねえ」「名言『移ろいやすい音程』爆誕!」「表現すてき」「使い勝手がいいのよね(笑い)」といった声が続々と上がった。
第148回は、ひろ美が「海女カフェ」でリサイタルを開きたいと言っていると春子から北三陸に伝えられる。観光協会の菅原(吹越満さん)は「要するに海女カフェを建て直せば、鈴鹿ひろ美が来るわけだ」といい、副駅長の吉田(荒川良々さん)が「そんな映画ありましたよね、それを作ればやつが来る」というと、その妻の栗原ちゃん(安藤玉恵さん)が「(1989年製作の米映画)『フィールド・オブ・ドリームス』ですね」と答えた。
北三陸では新市長となった足立功(平泉成さん)の公約もあり、北鉄の復旧が最優先だった。海女カフェの復旧は優先順位が5番目と聞き、あきらめかけたアキが、破壊されたままの海女カフェに行くと、若い頃の春子(有村架純さん)の生き霊と対面。若春子は「潮騒のメモリー」のCDジャケットをアキにそっと渡す。その後、ヒロシら有志が自主的に海女カフェの片づけを始めた。
SNSでは、「フィールド・オブ・ドリームスがネタで出てくると思わなかった」「クドカン、フィールド・オブ・ドリームス好きだよね」「壊れた海女カフェに出てきた若春子。それが見えたアキにとってここはまさにフィールド。オブ・ドリームスだったのだな」といったコメントが上がった。
第149回は、海女カフェ再建に向けて、アキらが現地で打ち合わせをしていると、駅長の大吉(杉本哲太さん)から電話が入り、アキの知り合いだと言っている不審者が駅に現れたという。不審者は何を聞いても「ぎょぎょ」しか言わない、と聞いてピンと来たアキが駅へ駆けつけると、不審者は子供番組で共演したさかなクンだった。さかなクンは、自身のコレクションの魚と水槽を海女カフェに寄贈したいと申し出る。そして再オープンに向けて作業が進む海女カフェの様子を見て、「アキちゃん、良かったね」と声をかけ、アキは「完全に元通りじゃねえが、逆回転成功だべ」と言って笑い合った。
SNSでは、「アキちゃんとさかなクンが楽しそうにしてるの見て、映画『さかなのこ』思い出して、エモすぎじゃん!!!ってなった」「さかなクンがこんなに関わってくるとは。彼が逆回転のスイッチになってる」「さかなクンの申し出にちょっと涙出ちゃった」などの声が上がった。また、「さかなクンから水槽と珍しいお魚をプレゼント! これホントの話なんだよな~」と実話とリンクしていることを伝えるコメントもあった。
第150回は、2012年6月30日に開かれるチャリティーリサイタルのため、ひろ美が前乗りして6月18日に北三陸にやってきた。同じタイミングで戻ってきた忠兵衛(蟹江敬三さん)と喫茶「リアス」でウニ丼を取り合うなどした後、天野家で2人の歓迎の宴が催される。
その夜、アキを探してひろ美が春子の部屋にやってきた。ひろ美は1984年で時が止まった室内の様子に「懐かしいったらありゃしない」と楽しそうに周囲を見回す。「明日からこの部屋使っていいかしら」「気持ち作るにはもってこいだわ」といい、驚くアキに「いいのここで。ここがいいの」とベッドに寝転がって部屋の雰囲気にひたっていた。
SNSでは、「1984年で止まった春子の部屋に鈴鹿さんが入るところでまた泣いた。もう来週で終わっちゃうのね」「ひろ美が春子の部屋で過ごすことで若春子と一体になっていくんかな」「あの部屋での若春子さんの残留思念がクライマックスの奇跡を呼んだのか」とさまざまな声が集まった。
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