どうする家康:凛として美しかったお市から、毒々しくて妖艶な茶々へ 北川景子の“魔界転生”が話題

大河ドラマ「どうする家康」第36回の一場面 お市に続いて茶々を演じる北川景子さん(手前) (C)NHK
1 / 1
大河ドラマ「どうする家康」第36回の一場面 お市に続いて茶々を演じる北川景子さん(手前) (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)。9月24日に放送された第36回「於愛日記」では、凛として美しかったお市から、毒々しくて妖艶な茶々へと“魔界転生(まかいてんしょう)”した北川景子さんの再登場が話題となった。

ウナギノボリ

 茶々は、信長(岡田准一さん)の妹・市と浅井長政(大貫勇輔さん)の長女。若くして父と母を失うなど、世の不条理を悟る。妹の初や江(マイコさん)のことも考え、豊臣家の庇護に入り、秀吉(ムロツヨシさん)の側室となる道を選ぶ。秀吉の死後、豊臣家で大きな権力を手にする中、秀頼(作間龍斗さん)の母として、自ら乱世を御する野心に目覚めていく。

 第36回の終盤、家康(松本さん)は、真田と北条の間の所領問題を解決したかに思えたが、秀吉は北条が自分の意に従わないことを理由に、北条の所領を徳川と真田で「分けよ」と言い出し、自分の決定に不服なら北条を「滅ぼすまで」と冷たく言い放つ。

 弟の秀長(佐藤隆太さん)さえも手を焼く秀吉の振る舞い。秀長は自分はもう長くはないことを明かした上で、家康に「兄に取り入る者の中には、かなり危うい者もいる」と忠告すると、その瞬間、一発の銃声が鳴り響く。

 姿を現したのは美しく成長した茶々で、“母の生き写しのような姿”に家康は言葉を失う。上機嫌の秀吉から「どうじゃ、驚いたろう」と声をかけられた家康は「お市……様」とつぶやく。そして茶々は、家康の方に振り向き、銃で狙いを定めると、「ダ~ン!」と銃声を口真似してから、楽しそうな笑い声を上げ……と展開した。

 北川さんは茶々を演じるにあたって「声の出し方や表情の作り方はもちろん、かつらの形や衣装も相談させてもらって、扮装の力も借りながら、お市とはまた違う、強さや危うさを併せ持った人にできればなと」と思ったといい、「皆さんの期待に応えられるような茶々を作り上げていきたいですし、『どうする家康』のラスボスのようなキャラターなので、遠慮せずに最後まで暴れ抜いてみようと思っています。ぜひ、楽しみにしていてください」と話している。

 SNSでは「茶々、お市が『魔界転生』した姿に見えてきた」「何だか…怖かったです。『魔界転生』みたいな感じ」「茶々の妖艶なラスボス感がハンパなかった。例えるなら『魔界転生』のジュリー天草四郎のようだ」などと、深作欣二監督の映画も人気の「魔界転生」を引き合いに感想がつぶやかれた。

テレビ 最新記事