松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」（総合、日曜午後8時ほか）。10月1日に放送された第37回「さらば三河家臣団」では終盤、秀吉（ムロツヨシさん）が、茶々（北川景子さん）との子・鶴松が病によりこの世を去ったことが引き金となり、“壊れ始める”様子が描かれた。

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　第37回では、鶴松が誕生し、勢いづく秀吉は、北条攻めを決定する。和平を主張する家康（松本さん）に秀吉は先陣を命じ、勝てば北条領を全て与えると言う。しかし、それは故郷・三河を離れることでもあった。

　家臣たちに事情を話せないまま、出陣を命じる家康。秀吉が20万もの大軍で小田原城を包囲する中、家康は氏政（駿河太郎さん）に降伏を促すが、全く応じようとしない。氏政には関東の雄としての意地があった。

　やがて北条を攻め落とし、ついに天下統一を果たした秀吉だったが、今度は鶴松が病没。涙を流す茶々の横で秀吉は笑い声を上げると、うつろな目で「次は何を手に入れようかのう」とつぶやき、そばで仕える石田三成（中村七之助さん）を怯えさせる。

　その頃、“国替え”で江戸に移った家康は町づくりを進めるが、 秀吉が「朝鮮を従え、明国をとる」と決めたことが伝わり……と展開した。

　SNSでは「ぶっ壊れ秀吉」「うわあ、こええ…」「秀吉が壊れたでーー！！！」などと視聴者は反応。「秀吉壊れた……？　さらに欲深くなってるし」「愛息の死の間際に次に手に入れるべき物を探す男、底無し沼のごとき欲望」「結局、殿下が狂わない世界線はないのか」といった感想が書き込まれた。

　また、公式サイトなどで公開中の次回第38回「唐入り」（10月8日放送）の予告には、「秀吉の野望は大陸征服へ」「猿の心は狐のものか」といった文字が映し出され、阿茶局（松本若菜さん）が、“茶々越し”に「狐にとりつかれている」と発言する場面も収められている。