ブギウギ:柳葉敏郎が37年ぶりの朝ドラ「喜びをかみしめる毎日」 ヒロイン父・梅吉は「アホなところ」が見どころ

連続テレビ小説「ブギウギ」に出演する柳葉俊郎さん(C)NHK
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連続テレビ小説「ブギウギ」に出演する柳葉俊郎さん(C)NHK

 趣里さんがヒロインを務める2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン鈴子の父・梅吉を演じる柳葉敏郎さん。銭湯「はな湯」を営む梅吉は、映画と芝居と酒とおいしいものが大好きな道楽者。情にもろい性格で、鈴子の夢を応援している。柳葉さんが、梅吉の印象や撮影の裏側などについて語った。

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 ◇演じる時は「ツヤちゃんとのやり取りを中心に」 

 柳葉さんが朝ドラに出演するのは、1986年度後期の「都の風」以来、約37年ぶり。当時を振り返り、「『都の風』で経験した時とはまた違う緊張感です。37年前とは違う空気を楽しみ、この年齢になってまた朝ドラに出演させてもらえる喜びをかみしめながら毎日を送っています」と語る。

 柳葉さんが演じる梅吉は「とてもピュアで、いいところも悪いところも、ドジなところもそのままで生きている男。梅吉の見どころは、アホなところですかね(笑い)。かといって何も考えてない男ではないので、そのメリハリを感じてもらえたら」とアピールした。

 続けて「ツヤちゃん(水川あさみさん)や鈴子、はな湯に集まる近所の人たちが(梅吉に)つっこんでくれる。みんなが梅吉を楽しんでくれるシーンがいっぱいあります。人に対する素直な気持ちや愛情を、遠慮することなく表現するのが梅吉だと思います」と話した。

 妻のツヤ役を演じる水川さんとは「梅吉はツヤちゃんに完全にゾッコンですから、しがみついて生きています(笑い)」といい、「演じる時はツヤちゃんとのやり取りを中心に置いています。とにかく我々夫婦は鈴子と六郎(又野暁仁君)の土台を作っていこうと、実際の親子のつもりで時間を過ごしました。それは子どもたちにちゃんと伝わったんじゃないかなと思っています」と劇中同様、仲良し夫婦のままで撮影に臨んでいるようだ。

◇共演者は「家族」

 趣里さんはじめ、共演者の印象を聞くと「共演も何も『家族』だからね。ご一緒させていただいている皆さんとは芝居の中の関係のままで接しているつもりなので、撮影の合間のコミュニケーションでも『趣里ちゃん』って言ったことはないです」と打ち明けた。

 「趣里ちゃんも、ちゃんと鈴子になってくれているんですよね。ツヤちゃんはずっとツヤちゃん、六郎は六郎です。ツヤちゃんは芝居で何をやっても反応してくれる、本当に頼りがいのある妻です。ツヤちゃんが全部フォローしてくれるという気持ちでずっと過ごしています」と水川さんへの信頼をのぞかせた。

 見どころを聞くと「鈴子の屈託のないところも、くじけちゃうところも、立ち上がるところも、全部いいんです。成長して歌を歌う娘の姿にもう毎回感動しています! うれしくなりますし、胸がいっぱいになって、本当に親になった気持ちでいます」とコメント。

 視聴者に向けて、「梅吉は、鈴子がやることを否定しないで、応援するだけ。でもそれって親として普通のことですよね。視聴者の皆さんにも親からもらった愛情を思い出してもらったり、改めて感じてもらったりできるドラマだと思います。素直な気持ちでこのドラマを楽しんでいただきたいですね。親父としては鈴子の成長を皆さんにも優しく見守っていただけたら、それが何よりのご褒美です。歌手・福来スズ子の人生をしっかりと受け止めながら、満喫して楽しんでください」とメッセージを送った。

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