西島秀俊:2024年1月期「日曜劇場」で9年ぶり主演 世界的な指揮者役 娘役に同枠13年ぶり出演の芦田愛菜

連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」に出演する西島秀俊さん(左)と芦田愛菜さん(C)TBS
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連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」に出演する西島秀俊さん(左)と芦田愛菜さん(C)TBS

 俳優の西島秀俊さんが、2024年1月期にTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」で主演を務めることが10月30日、明らかになった。西島さんが同枠に主演するのは、「流星ワゴン」(2015年)以来9年ぶり。芦田愛菜さんが西島さん演じる世界的な天才指揮者の娘役で出演することも発表された。芦田さんが「日曜劇場」に出演するのは、7歳で「南極大陸」(2011年)に出演して以来13年ぶり。西島さんと芦田さんの共演は初めて。

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 ドラマは、同局のドラマ「凪のお暇」(2019年)や「妻、小学生になる。」(2022年)などで知られる脚本家・大島里美さんのオリジナルストーリーとなる。夏目俊平(西島さん)は、世界的な天才指揮者だが、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツな上に、超マイペースな天然男。5年前に起きたある事件をきっかけに、家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていた。ある日、日本のとある地方楽団で指揮をするために、数十年ぶりに帰国する。タイトルの「アパッシオナート」は音楽の発想標語の一つで「熱情的に」「激しく」を意味する。

 芦田さんは、俊平の娘の響を演じる。市役所に勤務する響は、父親である俊平とは真逆で、音楽を嫌い、音楽のない生活をおくる。5年前のある事件をきっかけに俊平と決別していたが、俊平が突然帰国し、気まずい同居生活が始まる。

 西島さんは「企画書を読んだ段階から涙が出るほどで、さらに脚本を読んでみると、大島さんの心の中にあるものが繊細に描かれており、非常に音楽の力を感じました」と語る。響や家族とのシーンでは、「全く相手にされない父親をコミカルに演じつつも、時にはそのコミカルさが胸に刺さったり、ぎくしゃくしているように見えても深いところで愛情を持っていたりといういくつもの気持ちのレイヤーがあるので、想像していないところで心が震えるような瞬間が起きるのではないかというたくさんの可能性を感じています」と話した。

 指揮の練習は、「教えてくださる先生方が本当にすてきな方たちで、本質的なこともそうですが、指揮者がどのようなイメージを持ってやっているのかということや、音楽の構造も教えていただけるので興味深く、おもしろいです。ただ、ものすごくハードルが高いので毎回ぐちゃぐちゃになりながらもなんとか頑張っています(笑い)」と苦労しつつも楽しんでいる様子。

 そして、「俊平をはじめ、物語の登場人物が再生していき、力を得ていくように、ドラマを見てくださった皆さんが、月曜日から『今週も頑張ろう、何か新しいことを始めよう』と力が湧くようなすてきなドラマになるように全力を尽くしたいと思います」と意気込みを語った。

 芦田さんは「音楽に触れたことのあるなしや、楽器の得意・不得意、音感があるとかないとかではなくて、音楽を前にしたら『音楽が好きなんだ』という気持ちだけでいいんだよと、言ってくれる。そんなドラマなんじゃないかなと思います」と印象を語る。

 役柄については「西島さん演じる父親の俊平にキツく当たる役なので、自分自身としては心が痛いです(笑い)。ですが、5年前のある事件をきっかけに絡まってしまった糸をうまくほぐせなくて、父親に対して素直になれない、頑固な娘を一生懸命に演じたいと思います。私も、母親からは『頑固だね』とよく言われるので、響の気持ちはよく分かります(笑い)」と共感を示し、「親子のシーンでは、素直になりきれない頑固な響と、なんとかして距離を縮めたい俊平のコントのようなコミカルなシーンが楽しみですし、独特な親子の雰囲気を作り出したいです」とコメントした。

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