永野芽郁:フジ“月9”初主演 長崎舞台に山田裕貴とファンタジー・ラブストーリー 「今の自分の全てをかけて挑みたい」

2024年1月期の“月9”ドラマ「君が心をくれたから」に出演する永野芽郁さん(左)と山田裕貴さん=フジテレビ提供
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2024年1月期の“月9”ドラマ「君が心をくれたから」に出演する永野芽郁さん(左)と山田裕貴さん=フジテレビ提供

 俳優の永野芽郁さんが、2024年1月期のフジテレビ系“月9”枠(月曜午後9時)で放送される連続ドラマ「君が心をくれたから」で主演を務めることが分かった。永野さんは“月9”初主演で、フジテレビのドラマも初主演となる。長崎を舞台としたファンタジー・ラブストーリーで、奇跡の代償に過酷な運命を背負う主人公を演じる。相手役は山田裕貴さんで、2人は、2021年7月期の「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)以来の共演となる。

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 ドラマは、小説「桜のような僕の恋人」(2017年、集英社文庫)や映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)などで知られるラブストーリーの名手・宇山佳佑さんのオリジナル脚本。フジテレビは「この冬一番ピュアなラブストーリー」と銘打つ。

 永野さんが演じるのは、逢原雨(あいはら・あめ)、26歳。故郷の長崎に戻ったある日、かつて唯一心を通わせた忘れられない男性、朝野太陽(山田さん)と再会を果たすも、太陽が事故に遭ってしまう。悲しみに暮れる雨の前に、あの世の“案内人”を名乗る男が現れ「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げる。案内人が奇跡の代償に提示した「心を差し出す」という条件は、雨にとってあまりにも過酷なものだった……。

 永野さんは「初めてこの作品の台本をいただいたとき、すごく難しい役どころで、読んでいながら心が苦しくなる時間もあったので、この役が私にできるんだろうかと不安もありました。ただ、“今の自分の全てをかけて挑みたい”と思う作品に出会えたことが何より幸せ。今撮影していて、すごくうれしいです」とコメント。

 初の“月9”主演については「ドラマの中でも特別な枠だと思ってきました。今までたくさんの先輩方がつなげてくださった枠ですので、たくさんの方に見ていただけるドラマを、山田さんを始め、キャスト・スタッフの皆さんと作っていけたらと思います」と意気込んだ。

 共演の山田さんについては「2年前にご一緒した時から(印象が)大幅に変わったということはないですが、こうして一緒に色々な取材を受けさせていただいたり、ドラマの前室で過ごしたりしていると、すごく穏やかで、気が付いたら2人で笑っていたりする時間があります。ドラマの内容的にも、常に明るいストーリーではないので、演じている私たちが、撮影の最中に楽しんでいる時間を作れることが私にはとても心地よいので『一緒にいてくれてありがとうございます』という気持ちで過ごしています」と感謝した。

 フジテレビの草ヶ谷大輔プロデューサーは「当たり前の日常を奪ってきたコロナ禍が収束に向かい、ようやく人と人との直接的な繋がりも戻って来た今だからこそ、人が人を想(おも)い、支え合っていく“愛の物語”を作りたいと思い、今作を企画しました。永野芽郁さん演じる雨が“過酷な奇跡”によって奪われる“心”とは何か。そして、山田裕貴さん演じる太陽との間に待ち受ける切ない宿命とは……。寒い冬の夜、心温まる愛の物語に毎週涙を流されることになると確信しておりますので、ハンカチの用意をして、ご覧いただければと思います」とアピールした。

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