海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、「村山興業」の社長・村山トミを演じている小雪さん。トミは、女手一つで村山興業を日本を代表する興行会社へ成長させた関西の女傑で、スズ子(趣里さん)に思いを寄せる愛助(水上恒司さん)の母親でもある。朝ドラ初出演となる小雪さんが、自身の役どころや、共演する趣里さん、水上さんの印象などを語った。
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小雪さんは「ブギウギ」への出演が決まったときを振り返り、「大阪ことばが難しいので、プレッシャーを感じました」と話す。
「私が演じるトミは、日本を代表する興行会社の社長ということで、信念をもって強くいなければいけないという思いから、すごみのあるせりふが多く、気が抜けないのでとても大変です」
トミは第57回(12月19日放送)で初登場したが、これまでにも村山興業東京支社長の坂口(黒田有さん)がトミの人物像について話す場面などがあり、視聴者の間では、登場前から「恐ろしい存在」として認知されていた。
小雪さんは、そんなトミについて「激動の時代を強く生きてきた人」と説明する。
「家業があり、それを家族で支えてやっていくという信念があって生きてきたので、『こうでなきゃいけない』という思いがなければ、心が折れちゃうと思うんです」
また、一人息子の愛助は「次世代の考えを持った人」だといい、小雪さんは「トミも愛助もどちらの考え方も正しいと思う」と理解を示す。
一方で、「トミとしては、愛助の考えを受け入れてしまうと、自分がやってきたことが不確かになってしまうので、母の愛もあるけど、経営者としての信念を持って、物事を考える人なんだと思います」とも語っていた。
◇趣里は「バレエも歌も英語もできて鬼に金棒」 水上恒司は癒やしキャラ
ヒロインのスズ子を演じる趣里さんの印象について、小雪さんは「本当に真っすぐな方です。独自の考えも持っているし、スポンジのようにその場の空気をまとって演じることができる方ですね」と明かす。
「もともとバレエもやっていて、歌も歌えるし、英語もできるし、鬼に金棒です! そんな趣里さんには、『お仕事ばっかりしていると消耗するから、自分の人生も生きるのよ』ということをアドバイスさせていただきました」
愛助を演じる水上さんについては「素朴で、明るい、天真らんまんな方です。癒やしのキャラクターとして現場に安らぎをもたらしてくれています。そして、坂口役の黒田さんにいつもいじられています」と笑い、「『ブギウギ』の撮影現場はいつも和やかで明るく、大阪の朝ドラの元気さというのがすごく伝わる現場だと思います」と話した。
最後に、視聴者に向けて「スズ子の元気な歌声は、聴いていて耳に残りますよね。毎日それが心にも響いて、日常のエッセンスになり、『今日も「ブギウギ」を見て元気をもらおう』と、皆さんにとってビタミン剤のような役割になったらうれしいです」とメッセージを送った。
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